次世代型家畜生産技術の研究開発プラットフォーム設立キックオフシンポジウムを開催
信州大学農学部が事務局として設立された次世代型家畜生産技術の研究開発プラットフォームの設立キックオフシンポジウムが平成30年5月25日に信州大学伊那キャンパスで開催されました。
本プラットフォームでは、酪農や肉牛生産に係る乳牛や肉牛などの生命現象を分子、細胞、生体、環境レベルで解明し、得られた知見から生産性の向上や肥育期間短縮などの効率的な家畜生産、ならびに使用管理の省力化、アニマルウェルフェアに対応した家畜飼育方式などを実現する新規の使用管理技術の研究開発を行い、社会実装を目指すものです。
キックオフシンポジウムは、プラットフォーム参画機関と信州大学農学部内の研究に関するポスター発表に始まり、プラットフォームのプロデューサーである小原嘉昭明治飼糧株式会社・研究開発コンサルタントによる基調講演と他3名による講演が行われました。
会場には、信州大学農学部の学生を含む約130名の参加者が来場し、報道関係者による取材もあり、盛会のうちに終了しました。
<プログラム>
プラットフォーム参画機関による研究紹介(ポスター・展示)
「酪農家のおもてなし」牛乳の試飲
<シンポジウム>
1.開会挨拶 信州大学 中村宗一郎 理事、伊那市長 白鳥孝 氏
2.基調講演「なぜ乳牛は多量のミルクを生産できるのか」
明治飼糧株式会社研究開発コンサルタント 小原嘉昭 氏
3.講演「分娩移行期の高泌乳牛のカラダで何が起きている?
~生検組織分析から見えてきたターゲット~」
農研機構畜産研究部門主任研究員 芳賀聡 氏
「ミルク生産を細胞側から考える」
信州大学バイオメディカル研究所准教授 米倉真一 准教授
「飼育環境を改善するアニマルウェルフェアとスマート畜産」
信州大学農学部 竹田謙一 准教授