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【交換留学】【アメリカ】留学で得たもの~あきらめない気持ちと一生の思い出~

植物資源科学コース 竹中 結生さん
留学期間:2020年1月14日~2020年12月21日
留学先:アメリカ・カリフォルニア州立大学チコ校

留学先大学について:

 チコ校は北カリフォルニアに位置する州立大学で、様々な国からの留学生が集うオープンな校風の大学です。残念ながら世界的なコロナウイルスの流行によってキャンパスでの授業は2ヶ月弱という短い間でしたが、教授の方々、学生の多くは留学生に対してもウェルカムな印象を受けました。図書館設備、カフェテリア設備等も整っており、誰でも利用しやすい雰囲気でした。校庭の中庭では様々なイベントやクラブ活動の勧誘などが常時盛んに行われており、日本の大学にはあまり見られないような、非常に活気のある学校でした。

学習面について:

 米国の教育全般に当てはまることではあるとは思いますが、授業内でのグループディスカッションが多く、教授との距離も近いため、より授業に参加する態度が求められました。課題の量も日本のそれと比べると多く、日本の大学より学習面ではより多くの時間を費やすことが求められるように感じました。ただ、課題、授業内共に"正解"を求められるのではなく考えの過程や、どうしてその答えに至ったかに重点が置かれるように感じました。学習面では自分の考えを求められたときに説明できるようにする事が非常に重要でした。

生活について:

 コロナウイルスの影響もありなかなか遠出ができない状況というのも重なりますが、チコ自体が大都市から遠いという事もあり、刺激的なCity lifeというのは経験しづらいかと思います。ただ、チコはParty townとも呼ばれる学生の街なので、American partyを経験することがあると思います。実際日本人の友人でアメリカのパーティーにはどうしてもなじめないという子もいたため、無理しすぎないことが大切かも知れません。ダウンタウンに限らず郊外にもカフェや美味しいレストラン(特にメキシコ料理!!)が多くあるためできるだけいろいろな場所を試してみてください。

チコはほとんどが平地なので自転車がかなり便利でした。チコ校でも学期はじめに中古自転車が売られるためお買い得かも知れません(私はホストファミリーの自転車を譲ってもらいました)。ただし、日本と違いやはり治安面では若干の不安もあるため暗くなってからの外出や人通りのない場所を1人で歩く事などは控えることをおすすめします。(若干危険を感じることが数回ありました)。全体的に見て、チコはかなり暮らしやすい場所であると思います。いろいろな場所に訪れてみてください!

留学で得たこと:

 今年の留学は様々な事が重なった非常に貴重な年でした。(コロナウイルスの流行、アメリカ大統領選挙、カリフォルニアの大規模山火事、BLM運動等)これらの社会変動に対するアメリカ人の考え方、日本人としての視点を何度もアメリカ人の友達と議論できたことはまたとない経験であったと思います。(アメリカ人は自国の政治や平等性に関して自分の考えを明確に持っている人が非常に多いです)。また、思い描いていたことができなかった分、切り替えてプランBに切り替える適応能力もかなりついたと思います。例えば私は、当初思い描いていた夏休みを利用したメキシコへのボランティア活動を断念しなければいけませんでしたが、すぐに切り替えて地元有機農家でのボランティアを体験する事ができました。変えられない事実にめげるのではなく、次につなげる行動力というのは留学生活を通して非常につくと思います。

後輩へのアドバイス、大学へのメッセージ等:

 留学をするか迷っている方、是非留学してください!留学を通して様々な事を体験し、もう一度自分や日本について見直すことができます!やりきった後の自分に自信がつきます!そして世界中に友達ができます!留学で経験することに決して無駄なことなんてないと思います。きっとその経験は忘れられない素晴らしい経験になると思います。

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