西駒ステーション
西駒ステーションの概要
信州大学農学部西駒ステーションは、伊那インターから車で30分ほどの中央アルプス北部に位置しています。西駒ステーションは桂小場試験地(標高1,215m〜1,275m)と西駒演習林(標高1,410m〜2,672m)で構成されており、大部分が天然林で、垂直分布と豊かな野生動植物相を有するという点で大学附属演習林としては全国的に貴重な存在です。
日本百名山に登場する宿泊施設(収容人数30人)と2つの観測小屋を持ち、水土保全林として山岳気象、野生動植物、雪氷などの教育・研究の場として活用されています。
標高 (m) |
面積(ha) | 蓄積量(㎥) | 建物面積 (㎡) |
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天然林 | 人工林 | その他 | 計 | 針葉樹 | 広葉樹 | 計 | |||
桂小場試験地 | 1,215〜 1,275 |
0.0 | 1.0 | 0.7 | 1.7 | 241.6 | 1.4 | 243 | 166 |
西駒演習林 | 1,410〜 2,672 |
230.6 | 11.3 | 8.2 | 250.2 | 30,540 | 16,919 | 47,459 | 29 |
主な施設・設備
宿泊施設
宿泊可能人数:最多30名(ただし男女比によって最多人数以下)
宿泊部屋数:和室2室(1部屋最多4名)
大部屋洋室1室(1部屋最多20名)2段ベッド×5
教員用和室1室(1部屋最多2名)
シャワー室:男性用シャワー室、女性用シャワー室
トイレ:男性用共同トイレ、女性用共同トイレ
厨房:宿泊者共用 自炊用品(※水は出ますが、飲料水として使用できません)
食堂:宿泊者共用
ネット環境:なし
冷暖房設備:なし
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西駒ステーション外観 -
和室 -
大部屋洋室 -
厨房 -
食堂・ホール -
シャワー室
敷地内設備
観測小屋(ヒノキ小屋:標高1430m)、観測小屋(シラベ小屋:標高1950m)
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シラベ小屋 -
ハイマツ・ダケカンバ -
演習林山頂 -
西駒針広混交林
主な機器類
自動気象観測装置、携帯用ハンディGPS、携帯型コンピュータ、画像データベース、地図データベース、試験地データベース、植物標本およびデータベース、マップコンパス、デジタル・アルプス(空間データ)、鋸:20本、鉈:20本、チェンソー:5台、防震手袋:5組、防護ズボン:5着、岩登り用安全ベルト:20本、50mザイル:2本、カラビナ:300枚、テント:2張り、スノーシュー:10組、トランシーバー:1組、ツェルト:2張り
主な自生樹種

ハイマツ、シラビソ、オオシラビソ、コメツガ、ブナ、カツラ
主な植栽樹種
カラマツ、ストローブマツ、メタセコイア、ドイツトウヒ、ヨーロッパアカマツ
主な生息動物

ツキノワグマ、ニホンカモシカ、ホンドテン、ニホンザル、ニホンジカ、ノウサギ
アクセス
住所:長野県伊那市大字伊那字小黒向日向
公共交通機関利用の場合
※西駒ステーションへは公共交通機関でのアクセスはできません。
交通手段を確保できない場合は事前にご相談ください。
東京方面から鉄道利用の場合
●新宿駅 → (中央線:特急あずさ) → 岡谷 → (飯田線) → 伊那市駅(約3時間30分)
伊那市駅よりタクシーまたはレンタカーで約30分
東京方面から高速バス利用の場合
● 新宿駅 → (中央線:特急あずさ) → 岡谷 → (飯田線) → 伊那市駅(約3時間30分)
伊那市駅よりタクシーまたはレンタカーで約25分
名古屋方面から鉄道利用の場合
● 名古屋駅 → (中央西線) → 塩尻駅 → (中央本線支線) → 辰野駅 → (飯田線) → 伊那市駅
伊那市駅よりタクシーまたはレンタカーで約25分
名古屋方面から高速バス利用の場合
● 名古屋 → (高速バス:伊那・箕輪線(箕輪行)) → 中央道伊那インター
伊那インターよりタクシーまたはレンタカーで約30分
自家用車利用の場合
東京方面から
● 東京高井戸IC → (中央自動車道) → 伊那IC
伊那ICより約30分
(伊那インター出口を右折 → (県道476号) → 大萱交差点左折 → (伊那西部広域農道) → ますみが丘南交差点右折 → 道なりに上る → (県道202号) → 道なりに約5km)
名古屋方面から
● 名古屋IC → (東名高速・中央自動車道) → 伊那IC
伊那ICより約30分
(伊那インター出口を右折 → (県道476号) → 大萱交差点左折 → (伊那西部広域農道) → ますみが丘南交差点右折 → 道なりに上る → (県道202号) → 道なりに約5km)