Facebook

農場系公開演習

農場系の実習(野辺山ステーション)

中部高冷地域における農業・環境教育共同利用拠点
-高冷地域の園芸作物、畜産と環境を組み合わせたフィールド教育-

高冷地である野辺山ステーション及び準高冷地である構内ステーションを活用して、高冷地作物の収穫・出荷や野菜・果樹類の収穫、家畜の飼養管理などを体験し、食料の生産から出荷・販売までの一連の過程を学びます。南牧村もしくは川上村の農家や出荷場、八ヶ岳山麓の牧場見学などを行う他、構内農場周辺の野生生物の観察および調査を行います。また、準高冷地である構内ステーションで、伊那谷の風土の成り立ちと、農林業と関わりのある身近な自然環境について学びます。いずれのプログラムも本学部の開講科目ですが、他大学の学生にも開講しています。

公開型実習

基礎力養成フィールド(共学型/既設型プログラム)

共学型プログラム(高冷地域植物生産生態学演習、高冷地域動物生産生態学演習)は、非農学系学生と農学系学生が「共学」する演習プログラムです。
既設型プログラム(高冷地域生物生産生態学演習)は、上記プログラムに環境、生態演習も取り入れた演習プログラムです。

応用力養成フィールド(既設型/注文型プログラム)

既設型プログラム(高冷地域応用フィールド演習) は、基礎力養成演習を習得した農学系、非農学系学生を主対象に、安心安全な高冷地野菜生産の管理、収穫、流通等の6次産業化生産技術を習得できる演習プログラムです。なお、高冷地域先端農業特別演習は、修士課程の学生を対象にしています。
注文型プログラム(注文型応用演習)は、「野辺山農場における栽培暦」、「野辺山農場で対応可能な15の演習プログラム」、「構内農場で対応可能な10の演習プログラム」等の情報を提供し、他大学の教員や学生からの相談に応じて実施する演習です。

実習名募集人数募集期間開講時期概要
高冷地域植物生産生態学演習 10名程度 5月初旬~7月初旬 8月(4日間) 高冷地である野辺山農場及び準高冷地である構内農場を活用して,高冷地作物の収穫・出荷や野菜・果樹類の収穫,家畜の飼養管理などを体験し,食料の生産から出荷・販売までの一連の過程を学びます。南牧村もしくは川上村の農家や出荷場,八ヶ岳牧場の見学などを行う他,構内農場周辺の野生生物の観察および調査を行い,構内農場の位置する伊那谷の風土の成り立ちと,農林業と関わりのある身近な自然環境について学びます。各演習はほぼ同様の内容を取り扱いますが,演習により重点的に取り組む項目が若干異なります。
高冷地域動物生産生態学演習 10名程度 5月初旬~7月初旬 8月(4日間)
高冷地域生物生産生態学演習 30名程度 5月初旬~7月初旬 9月(4日間)
高冷地域応用フィールド演習 10名程度 4月初旬~中旬 5月~9月(1日×2回、3日×1回) 準高冷地である構内農場において、葉菜類の播種や定植、収穫および果樹類の出荷などの生産管理作業を通じて、安全安心な園芸作物の管理、収穫、流通等の6次産業化生産技術を計5日間の演習で習得します。
高冷地域農家実践演習 10名程度 6月初旬~7月初旬 9月(3~7日間) 高冷地の農業、野辺山の野菜等に関する講義・演習を受講後、農家で演習します。野辺山農場の施設に宿泊しながら、実際に野菜等の専業農家での作業を体験する演習を通じて実践的な野菜等の生産技術の習得を目指します。さらに、専業農家では作業にとどまらず、生産および経営システムを学び、高度専門技術者の積極的な養成を推進します。
高冷地域先端農業特別演習 10名程度 5月初旬~7月初旬 8月(3日間) 信州大学野辺山ステーションで栽培しているキャベツ、ソバの生育モニタリングを行います。
市販のドローンを用い高度30-50mから栽培圃場を撮影し、空撮画像処理によって以下の項目をモニタリングします。
1:キャベツの球形サイズ
2:キャベツの葉色による生育診断
3:ソバの群落高の推定

野辺山農場で対応可能な15の演習プログラム

プログラム所要時間実施可能時期概要
高原野菜の管理 180分 春夏秋 キャベツ、スイートコーンなどの高原野菜の栽培管理
高原野菜の収穫 180分 夏秋 キャベツ、スイートコーンなどの高原野菜の収穫、管理
マメ、ソバ類の栽培、管理 180分 春夏秋 ベニバナインゲンの定植、収穫、選別、ソバの調整
野辺山の野生生物の観察、調査 180分 春夏秋 昆虫を中心とした野辺山の野生生物の観察、調査
八ヶ岳の野生生物の観察、調査 180分 春夏秋 八ヶ岳、および周辺の高原の野生生物の観察、調査
高冷地(野辺山)農業の調査 180分 春夏秋 野辺山、川上村の農業、野菜農家の調査、出荷場の見学
マメ、ソバの加工、利用 180分 夏秋 ベニバナインゲンの調整、加工、ソバの加工、試食
肉用牛の飼養管理 180分 春夏秋冬 肉用牛の飼養管理、放牧地の管理
乳用牛の飼養管理
※他施設を利用する実習のため、別途料金がかかる場合があります
180分 春夏秋冬 酪農家の見学、子牛の管理、子牛の哺乳体験
牛舎管理
※他施設を利用する実習のため、別途料金がかかる場合があります
180分 春夏秋冬 肉用牛舎管理、乳用牛舎管理
牧草・飼料作物の栽培、管理 180分 春夏秋 牧草・飼料作物の播種、管理、調整、保存
畜産物の加工、利用
※他施設を利用する実習のため、別途料金がかかる場合があります
180分 春夏秋冬 バターづくり、牛乳加工施設見学
ホウレンソウの夏季栽培管理 180分 春夏秋冬 大規模ホウレンソウ農家の見学、栽培管理作業
ヒツジの飼養管理 180分 春夏秋冬 ヒツジの飼養管理
農家・牧場作業 180分 夏秋秋冬 酪農家、牧場における乳用牛の飼養管理

構内農場で対応可能な10の演習プログラム

プログラム所要時間実施可能時期概要
野菜の管理、収穫 180分 春夏秋 農場で生産している野菜の栽培管理、収穫
果樹の管理、収穫 180分 春夏秋冬 農場で生産している果樹の栽培管理、収穫
花卉の管理 180分 春夏秋 農場で生産している花卉の栽培管理
水稲の管理 180分 春夏秋 水稲の栽培管理
肉用牛の飼養管理 180分 春夏秋冬 肉用牛の飼養管理、放牧地の管理
牧草・飼料作物の栽培、管理 180分 春夏秋冬 牧草・飼料作物の播種、管理、調整
野菜、花卉の管理 180分 春夏秋冬 農場で収穫した果樹や野菜の加工(ジャム、ジュース、漬物※)
※漬物は冬のみ
畜産物の加工、利用 180分 春夏秋冬 プレスハム・燻製※、チーズ
※プレスハム・燻製は要相談
農家・牧場の見学 180分 春夏秋冬 近隣の農家・牧場の見学
関連施設の見学 180分 春夏秋冬 近隣の農業・畜産・食品加工等、関連施設の見学

野辺山農場における栽培暦

主な栽培作物

※募集期間・開講期間・内容等変更となる場合があります。詳細についてはお問合せください。

申し込みと問い合わせ

演習の申込は、こちらの案内ページ(https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/institutes/afc/news/2024/03/6-1.php)から、お申し込みください。

各演習(注文型含む)へのご相談は、以下にお尋ねください。

〒399-4598 長野県上伊那郡南箕輪村8304 信州大学農学部附属施設係
TEL:0265-77-1318/FAX:0265-77-1315
E-mail:(★を@に置き換えてください。)