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環境シンポジウム登壇者の活動プロフィール

原   強(レイチェル・カーソン日本協会関西フォーラム代表,コンシューマーズ京都理事長)

レイチェル・カーソン日本協会は、環境問題の古典「沈黙の春」で化学物質による環境汚染を警告し、「センス・オブ・ワンダー」で幼児期からの自然との関わりの大切さを説いたレイチェル・カーソン(アメリカの海洋生物学者)の生涯や思想を語り継ぎ、かけがえのない自然や環境を保全するために、読書会・セミナー・自然観察/体験などの活動を行っています。現在は、関東フォーラム、関西フォーラムを拠点にして、地域密着型の活動を目指しています。

編著書には、『「沈黙の春」の世界』『「沈黙の春」の40年』『現代環境論入門』(いずれも、かもがわ出版)、『レイチェル・カーソン』(ミネルヴァ書房、共同編集)などがあります。

レイチェル・カーソン日本協会

茅野  實(社団法人長野県環境保全協会会長)

環境保全に対する認識を高め、環境保全活動を支援し、21世紀の生存環境に資する―。長野県環境保全協会(茅野實会長)は、こんな目的で平成10年11月にスタートしました。翌年秋には社団法人化、平成13年5月には長野市中心部に新たな事務所を設けると同時に、「長野県地球温暖化防止活動推進センター」の指定も受けて、活動展開している公益団体です。

社団法人長野県環境保全協会

長野県地球温暖化防止活動推進センター

坪田  明男(松本市副市長)

松本市では、「3Kプラン」(健康づくり・危機管理・子育て支援)を最重要施策として位置付け、さらに充実発展させるため、「健康寿命延伸都市・松本」創造プロジェクトに取組んでいます。ここでは、保健・医療・福祉などの分野だけでなく、経済、環境、教育、文化、観光、都市基盤、エネルギー、地域づくりなどのあらゆる分野において総合的な取組を展開します。

また、地球温暖化防止対策の一層の推進をはかるため、平成21年4月に環境保全課に温暖化対策担当を新設するとともに、平成22年度策定を予定しております「(仮称)松本市地球温暖化防止地域推進計画」の中で、に松本市全域から発生する温室効果ガスの削減計画を立案します。

松本市地球温暖化防止実行計画

傘木 宏夫(NPO地域づくり工房代表理事)

長野県大町市を拠点に、「市民からの仕事おこし」を理念として活動する市民団体(任意団体)です。2002年10月の発足から半年間の「仕事おこしワークショップ」の成果をもとに、くるくるエコプロジェクト(ミニ水力発電の普及)と、菜の花エコプロジェクト(菜の花オイルとバイオ軽油の普及)を両輪にして、地域おこしに励んでいます。

著書に『地域づくりワークショップ入門』『つくってみよう!まちの安全・安心マップ』(ともに自治体研究社)があります。平成17年度地球温暖化防止活動環境大臣賞受賞。

NPO地域づくり工房

藤井 恒男(信州大学工学部環境機能工学科教授)

かつて公害の元凶は化学である、という荒っぽい議論もありました。化学は公害軽減の鍵ですが、社会全体の仕組みに問題がと感じていました。アメリカの大学に滞在した時、廃棄プラスチックが分類されていることに刺激をうけ、帰国して工学部の環境系学科の新設を提案しました。その流れが所属している環境機能工学科です。

環境調和型科学技術により、環境技術調和型社会の実現に寄与するという目的を持っています。環境マインドPJでは、事務局長として全キャンパスを何回も回りましたが、エコキャンパスの構築には継続が鍵と思っています。専門は光物理化学・環境化学。

清野   愛(信州大学松本キャンパス環境ISO学生委員会)

信州大学松本キャンパス環境ISO学生委員会は、環境マネジメントシステムの構築に積極的に参画すると共に、フィールドワークを通して環境問題を考えます。また、多くの信大生が環境活動のことを、理解や納得だけで終わるのではなく、行動へ移せるようになることを目指しています。

信州大学ISO学生委員会は、2009年、ウィーン天然資源大学(オーストリア・ウィーン)とリューネブルク大学(ドイツ・リューネブルク)、フライブルク市(ドイツ・フライブルク)を8泊10日の日程で研修訪問し、現地の学生とディスカッションや環境関連施設の見学を行いました。

信州大学松本キャンパス環境ISO学生委員会