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知的センシング研究室
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電磁波レーダによる非破壊探査技術

電磁波伝播モデルに基づく高精度埋設物探査方法の構築

研究内容

 本研究では,トンネルや橋梁などのコンクリート構造物の健全度診断や耐震強度調査・耐震偽装問題といった社会問題に対し,マイクロ波レーダ技術を基盤とした構造物内部断面の高精度計測方法を確立するとともに,鉄筋・配管やクラック・空洞等をはじめとした様々な物体が共存する構造にも適用可能な,非破壊探査システムの構築を目指しています.

 アンテナアレイなどの複雑なハードウェアは用いず,マイクロ波レーダが本来備える潜在的な計測能力を適切な信号処理技術を介して引き出すことを基本としており,現在は将来的な3次元高精度内部構造推定へ向けた基礎技術の確立を目的としています.具体的には,マイクロ波伝播時間推定精度の向上と断面推定のためのマイクロ波伝播経路モデルの高度化を起点とした,計測対象物のプロファイル(複雑な断面形状など)を正確に推定するための方法論,ならびに複数の物体が存在する複雑な構造まで推定するための新たな信号処理方法について探求しています.

 gpr.jpgのサムネール画像

担当学生

  • 修士1年 阪野 樹央
  • 学部4年 辻 航平
  • 学部4年 村田 優生
  • 学部4年 山本 直哉