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中西恭一(M2)さんが日本生物環境工学会2026年東京大会で優秀ポスター賞を受賞

2026年9月15日~16日に玉川大学(東京都町田市)で開催された「日本生物環境工学会2026年東京大会」において、大学院総合理工学研究科繊維学専攻応用生物科学分野修士課程2年の中西恭一さん(野川研究室)が、優秀ポスター賞を受賞しました。

研究の題目「長期浸漬処理によるワサビ種子の休眠と発芽」
中西恭一、滝澤碧人、小前敦志、野末雅之、野川優洋(信州大学)

研究概要
ワサビ種子は採種直後に休眠状態にあり、乾燥によって発芽能力が低下するため、長期保存が難しいことが知られています。本研究では、ワサビ種子の安定的な保存・利用に向けて、長期浸漬処理が種子の保存性と発芽特性に及ぼす影響を調べました。
種子をワサビ田の流水中(水温13~15℃)で長期間浸漬し、発芽率、休眠・成熟関連遺伝子の発現および種皮の形態変化を経時的に解析しました。その結果、長期浸漬した種子は60週間にわたり高い発芽率を維持しました。また、休眠・成熟に関連する遺伝子(WjABI3など)の発現上昇や外種皮の剥離が確認され、風乾保存した種子と比較して、発芽までの日数が最大15日短いことが明らかになりました。
これらの結果から、長期浸漬処理はワサビ種子の保存性と発芽特性に影響を及ぼし、その過程に遺伝子発現や種皮形態の変化が関係している可能性が示されました。本研究の成果は、ワサビ種子の長期保存技術の確立や、実生苗の安定供給に向けた基礎的知見となることが期待されます。

受賞コメント:この度は、優秀ポスター賞をいただき、大変光栄に存じます。審査に携わってくださった先生方をはじめ、発表を聞きに来てくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
研究を進める中では、思うようにいかないこともありましたが、野川先生をはじめ、研究室の皆様の支えのおかげで、より良い成果につなげることができました。
今回の受賞を励みに、今後も日々の研究に真摯に取り組み、さらなる成果を目指して努力してまいります。