信州大学、モンゴル科学技術大学との連携を強化
天然繊維と先端繊維技術の融合による持続可能な産業の発展を目指して
2026年10月4日から8日にかけて、信州大学繊維学部の訪問団がモンゴル科学技術大学(Mongolian University of Science and Technology:MUST)などを訪問し、合同シンポジウムの開催や大学間協議、現地繊維産業の視察を通じて、教育・研究・産業分野における連携を深めました。
訪問団には、村上泰副学長・繊維学部長、金翼水副学長、小林俊一教授、佐古井智紀教授、金炅屋准教授、照月大悟准教授、三木翔太繊維学部生が参加し、日本の繊維関連企業の役員2名も同行しました。
日モンゴル合同シンポジウムを開催
10月6日には、MUSTと共同で「Japan-Mongolia Textile Symposium」を開催しました。JICA関係者、日本とモンゴルの繊維関連企業、両国の研究者らが参加し、持続可能な繊維産業の発展に向けた研究や連携の可能性について意見を交わしました。
本学からは、持続可能な牧畜、環境保全、未利用資源の活用などに関する研究提案を行いました。モンゴルのウールやカシミヤなどの天然繊維資源と、本学が培ってきた先端繊維技術を結びつけることで、資源の高付加価値化や新たな研究展開が期待されます。
大学間の教育交流と産学連携を推進
10月5日には、MUSTの食品・軽工業・デザイン学部(SFLID)およびモンゴル工学系高等教育支援事業(M-JEED)の関係者と協議を行いました。また、本学教員がMUSTの学生を対象に、快適性評価や衣服のパターン設計などに関する専門講義を実施しました。
現地ではカシミヤブランド「GOBI社」の工場を視察したほか、10月6日にはモンゴルウール・カシミヤ協会(MWCA)を訪問し、現地企業8社と技術的課題や研究開発の可能性について意見交換を行いました。
共同研究の社会実装と人材育成に向けて
10月7日にはMUST学長を表敬訪問し、今後の連携について意見を交わしました。遊牧の実態を現地で視察するとともに、共同研究の進め方やスケジュールについて協議しました。さらに、JICAモンゴルオフィスを訪問し、研究成果の社会実装に向けた助言を受けました。
信州大学は、これまでの大学間交流やM-JEEDを通じて築いてきた協力基盤を生かし、持続可能な繊維産業や環境保全に関する共同研究、現地産業への成果展開、両国の次世代人材育成をさらに推進していきます。
