• ホーム
  • お知らせ
  • 坂下義和さん(D1)が計測自動制御学会中部支部シンポジウムにて優秀発表賞を受賞

公開日

坂下義和さん(D1)が計測自動制御学会中部支部シンポジウムにて優秀発表賞を受賞

2025 年9 月19 日(金)に信州大学繊維学部で開催された計測自動制御学会中部支部シンポジウムにて、大学院総合医理工学研究科 総合理工学専攻 ファイバー工学分野 博士課程1年の坂下義和さん(秋山研究室)が、優秀発表賞を受賞しました。

研究題目:歩行アシストによる歩行終了動作阻害の影響

研究概要:装着型歩行補助ロボットを日常環境へと適用する際に最も重要になるのが安全性です。日常環境には様々なリスク要因が潜んでいますが、個別の要因に注目したリスク評価はこれまでほとんど行われてきませんでした。本研究では、特に無計画歩行終了という歩行中の急停止動作に着目し、ロボットが引き起こすリスクを評価しました。その結果、ロボットのアシストが停止動作を妨げることで、停止に必要な歩幅が増加し、衝突や踏み外しのリスクが高まる可能性が明らかになりました。これは個別のリスク要因に注目した評価において、特有のリスクを考慮する重要性を示しています。

坂下さんのコメント:指導教員の秋山靖博先生、研究室の皆様、実験参加者の皆様をはじめ、様々な方のご支援ご協力により、今回の受賞に至りました。まずは心より感謝申し上げます。このような賞をいただき、身の引き締まる思いです。今回の発表を通じて、ロボット技術の社会実装に不可欠な安全評価の意義をわかりやすくお伝えできていればうれしく思います。この受賞を励みに誰もが安心して技術の恩恵を受けられる社会の実現に向けて、引き続き研究に邁進してまいります。

※本研究に関するお問い合わせは機械・ロボット学科秋山靖博准教授(akiyama_yasuhiro(アットマーク)shinshu-u.ac.jp)までお願い致します。