大森大地さん(M1)が化学工学会第56回秋季大会にて優秀学生発表賞を受賞
2025年9月16日(火)~18日(木)に芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催
研究題目:枝条チップの好気性発酵挙動の把握と予測
研究概要:高水分・高灰分なために未利用な枝条チップの有効利用方法として、乾燥が不要で、熱とCO2を供給できる好気性発酵に着目した。空気流通式の小型発酵装置を用いて枝条チップの好気性発酵実験を定温・定水分条件で30日間実施し、枝条チップの発酵挙動を実験的に明らかにした。また、数理モデルを用いて実測値を予測できるモデルを構築した。易分解性および難分解の2種類の基質が含まれると仮定することにより、実験開始初期の急激な発酵と、それに続く緩やかな発酵挙動を計算により再現することができた。
大森さんのコメント:このたび、化学工学会においてこのような賞をいただき、大変光栄に思っております。ご指導いただいた高橋先生をはじめ、研究室の皆様や家族など、支えてくださった方々に心より感謝申し上げます。発表の際には、学会ならではの貴重なご意見をいただくことができました。本研究では、木の枝葉部分である枝条チップの好気性発酵の挙動を予測するモデルを構築し、持続可能なエネルギー供給手段を開発することを目指しています。今回の受賞を励みに、これからも一生懸命研究活動に取り組んでいきたいと思います。
※本研究に関するお問い合わせは 化学・材料学科髙橋伸英教授(novhide(アットマーク)shinshu-u.ac.jp)までお願い致します。