トピックス
頑張りました!信州大学医学部 東医体2023(夏季競技)の成績
2023年09月20日 [報告]
第66回東日本医科学生総合体育大会(東医体)の夏季競技が8月に開催されました。
東医体は、東日本の大学のほとんどの医学部が参加する大規模なスポーツの大会です。2020年度からは、新型コロナウィルス感染症の影響で中止や規模を縮小しての開催が続きましたが、今年度は4年ぶりの全面開催となりました。
信州大学医学部も各部から多くの競技に出場し、すばらしい活躍が見られました。
<学生からのコメント>
◆陸上女子総合優勝 陸上部/女子トラック優勝・女子最優秀選手賞 医学科6年 嶋田早紀さん
◆競泳女子総合優勝 水泳部
◆競泳女子6冠、6連覇 医学科6年 高木萌々子さん
◆卓球女子シングルス優勝 医学科5年 加藤実樹さん
<医学部卒前教育担当学部長補佐/画像医学教室 藤永 康成教授からのコメント>
本年の東医体では、陸上部の女子総合1位、水泳部の女子総合1位および硬式野球部の優勝をはじめとして、多くの部で好成績をあげられ、本当におめでとうございます。これも学生諸君の日々の鍛錬のたまものと思います。
私自身は30年以上も前にバスケットボールで西医体に参加していたのですが、近畿中四国では優勝できたものの、西医体での優勝は叶いませんでした。ただ、全医体準優勝メダルは今も部屋に飾ってあり、仲間と頑張った当時の思い出となっています。
対外試合は自分(たち)の立ち位置や鍛錬の成果が客観的な結果となって現れます.勝つと嬉しく負けると悔しいのですが、そこからの再出発と新たなチャレンジがとても大事で、これから医学の道を進む皆さんにとって必ず役に立つと思います。日々一歩前進!
<医学部学生委員長/運動機能学教室 髙橋 淳教授からのコメント>
学生の皆様、硬式野球部の団体優勝を始め、破竹の活躍おめでとうございます。
私は昭和61年に滋賀医科大学に進学しました。大学時代、ヨット部に所属し、そこでは現在の脊椎外科医として重要な、体力、チームワーク、戦略、トラブルシューティング、平常心、忍耐力を培いました。5回生の時に、広島県宮島での西医体で優勝することができたのが最良の思い出で、今でも脳裏にやきついています。西医体はチームごとに6レースの順位の合計で争われ、私はひとつ下の後輩と3レースずつ出場しました。当時、広島大学がライバルでした。前半の3レースは広島大学が3レースともトップで、休憩中に広島大学の前を通ると、優勝は決まったね、と喜んでいました。私は何とか逆転で勝ちたいという気持ちが心の中で燃え上がっていました。4レース目は私が出場しましたが、スタート時間を間違えるトラブルがあり最下位のスタートでした。集団が左海面に向かっているところ、一発逆転を狙うために、右海面に向かいました。すると、汐の流れが、右海面に有利だったようで、最初のマークで30艇中10位になりました。広島大学が私の前を走っていて、こちらをけん制していたのですが、帆の向きをかえるポールを誤って海に落としてしまいました。そのすきに広島大学を抜き、その後、ごぼう抜きに順位を上げ、最終トップでフィニッシュできました。5レース目も右海面が良いとわかっていたので、最初から右海面を走り、ダントツトップでフィニッシュしました。最終レースは後輩が手堅くトップをとり、優勝しました。今思うと4レース目に出遅れたことが勝利につながっており、状況に悲観せずに人事を尽くすことの大切さを体験で学ぶことができました。
学生の皆様の東医体での活躍が、医師人生の中で役に立つことを確信しております。