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大学院医学系研究科 林 琢磨 准教授が「第41回市村学術賞」を受賞

2009年03月16日 [受賞]

平成21年3月12日(木)、財団法人 新技術開発財団より第41回(平成21年)市村学術賞の受賞者の発表が行われ、本学の大学院医学系研究科 林 琢磨 准教授が選ばれました。


 


 「市村賞」は、「リコー三愛グループ」各社を統括する市村清氏の昭和38年4月29日紺綬褒章受章記念として財団法人 新技術開発財団によって創設され、わが国及び世界の科学技術の進歩、産業の発展、文化の向上、その他国民の健康・福祉に関して、産業分野あるいは学術分野の進展に多大な貢献をした個人またはグループに対して文部科学大臣、経済産業大臣同席のもと寛仁親王殿下より授与されます。



今回の受賞対象となった功績は、「LMP2の子宮平滑筋肉腫の鑑別マーカーと診断基準の確立」で、その概要を以下に示します。

子宮平滑筋肉腫は、リスクファクターが不明で、既存の治療法に抵抗性を示す予後不良の難治性腫瘍です。国内外の40歳以上の成人女性の約40%に発症する子宮平滑筋腫は良性腫瘍ですが、子宮平滑筋肉腫との判別が極めて困難です。つまり、MRIやPET-CT等の画像診断では、子宮平滑筋肉腫は子宮平滑筋腫と区別しにくく、通常、術後摘出生検の病理診断により確定診断を行います。しかし、同腫瘍の病理診断を行うには熟練を要し、必ずしも確実に鑑別出来ない場合もあります。これまで、子宮平滑筋腫と子宮平滑筋肉腫の鑑別マーカーが、同定されておらず、同腫瘍の鑑別は病理医の判断に委ねられています。


林 琢磨 准教授らの研究グループは、利根川 進 教授(MIT)の研究協力のもとLMP2欠損マウスのメスで子宮平滑筋肉腫が自然発症し、生後12ヵ月までの罹患率は、全LMP2欠損マウスのメスの約40%であることを確認しました。さらに、同研究グループは、提携先医療機関とLMP2の子宮平滑筋肉腫に対するバイオマーカーとしての有効性と信頼性を検討しています。特に、抗LMP2抗体を用いた免疫組織化学染色法により簡便に子宮平滑筋腫と子宮平滑筋肉腫の鑑別可能である点は婦人科腫瘍の鑑別診断において革新的です。

市村学術賞の授賞式は、平成21年4月28日(火)にホテルオークラ東京で行われる予定です。

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