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国際交流・留学

2022年度 春・アメリカ「無理せず目標を立ててできることを」(基礎研究)

2023年08月23日 2022学生派遣

氏名:笠原 諄史  
派遣先:アメリカ  カリフォルニア大学デイヴィス校
期間:2023年3月末~5月末

留学先大学について:
UC Davisはカリフォルニア州の州都サクラメントから車で30分程度のDavisという街にある大学です。私たちが実習で訪問させていただいているのはUCDavisの医学部であり、こちらはサクラメントにあるのですが大学のバスを使ってUCDavisを訪問することも可能です。サクラメントの歴史的街並みやUCDavisの大学構内はとても素晴らしいです。日本とは違って雨が降ることがほとんどないことも私にとっては印象的でした。また諸外国から多くの留学生の方もいらっしゃっておりそれぞれの祖国についてお話を聞くのもとても良い経験になると思います。

学習面について:
私は基礎研究プログラムに参加したこともあり、3年生での実習以来久しぶりに実践することも多くありました。ですが実験を開始する前に、先生方が実際にやっている姿を十分見学し、基礎的な概念についても調べ直してから実験を行うことでより深い理解が可能でした。先生方も疑問点に関してはとても丁寧に教えてくださりました。ですが1つ意識しておかなければならならないことがあります。それは、自分から動くことです。わからないことはきちんと聞く、やってみたいことは主張するといったことを意識することで道は開けると思います。

生活について:
食費はだいたい日本の倍ぐらいするイメージでした。最初は本当に何をするにもお金がかかり、不安でいっぱいになってしまいました。ルームメイトと近所の公園に行ったり交代でご飯を作ったりとできるだけお金のかからない生活をしていく過程を通じ、アメリカでの生活をリアルに体験することができたと感じております。旅行などは行くことはできなかったのが少々心残りではありますが満足しております。

留学で得たこと:
上で自分から動くことが大事だという話をいたしました。ですが留学中は全てのことが自分の思い通りにならず、そのストレスは計り知れません。本当に辛いと思った時は自分の中での目標を下げることも必要だと思います。これまで私は状況に対応して目標を変えることに抵抗感を感じていましたが、今ではBurn outを防ぐためにもこういう考え方は必要なのだと感じることができるようになりました。自分の上限をわかった上で適切な目標を立て、日々達成していくことができれば無理のない成長ができると思います。今後も夢や目標に対する自分の非力さに辛いと感じることがあるとは思いますが、無理なくできることから一歩一歩達成へ向けて歩みを進めていきたいと思います。

後輩へのアドバイス、奨学金システムへ一言:
アメリカは物価が高くお金の面での心配が留学期間を通じて心に重くのしかかっていました。ですが、あまりお金を気にしすぎて体調を崩してしまってはもっとお金がかかってしまうのであまり気にやまず、必要なとこにはお金をかけるようにして大変ですけれど実りのある生活を送っていただけると幸いです。留学成功のサポートをしていただいたJASSO奨学金には感謝の念を禁じ得ません。本当にありがとうございました。




   

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