農学部学生ラウンジの壁面断熱で消エネ促進と展示スペースの形成の取組み ～演習授業で地域企業の協力により学生が実践～
令和５年12月14日（木），21日（木），令和６年１月18日（木）の３日間にわたり，授業「農村整備演習」の中で地域企業（新津技建，暮らしと建築社，関東アキレスエアロン株式会社）の協力のもと，森林・環境共生学3年生の受講生15名が実際に施工体験をしながら，主体的学習の場であるラーニング・コモンズのスペース（学生ラウンジ）の壁面断熱施工を行いました。これにより，当該スペースの利活用の促進と，断熱による省エネ効果や脱炭素の重要性を発信する展示の場としても活用していきます。なお，この取組みは本学グリーン社会協創機構「サステイナビリティ推進プロジェクト」の支援を受けて実施しました。
【背景・概要】
地球温暖化やエネルギー価格の高騰の中，脱炭素社会の実現に向け，建物の断熱による省エネ効果や脱炭素への貢献に期待が高まっています。農学部では昨年度に講義棟の一部スペースをラーニング・コモンズとして整備し，その活用増加が望まれる一方で，高熱費の負担増が課題となっています。そこでDIYによる壁面断熱施工を地域企業に支援してもらいながら，学生達が実際に施工体験をするとともに，そこでの省エネ及び断熱効果について計測試験を行うことにしました。
施工後は，日常的な学生の利用と共に，断熱施工の手順および計測結果を展示し，既存施設における壁面断熱の手法と効果に関する情報を広く学内及び地域に発信する展示スペースとしても活用したいと考えています。