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農学部の鏡味裕教授が日本・韓国・中国、繁殖生物学会合同シンポジウムで特別講演しました

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会議案内
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写真1 幹細胞操作によって世界で初めて創出された4品種間キメラニワトリ
写真1 幹細胞操作によって世界で初めて創出された4品種間キメラニワトリ
写真2 学会主催懇親会(左から、鏡味裕教授、前多敬一郎教授、朱士恩教授)
写真2 学会主催懇親会(左から、鏡味裕教授、前多敬一郎教授、朱士恩教授)

 

 

2012年9月5日(火)に筑波大学大学会館ホールにおいて、日本・韓国・中国、繁殖生物学会合同シンポジウムが開催され、各国から研究者、行政担当者、企業関係者、大学院生等が、合計430名以上出席しました。( 会議の案内(PDFファイル:1,636kb)

 

 

 

農学部食料生産科学科の鏡味裕教授は、当該研究分野における最高権威の一人として“動物幹細胞研究の現状と展望”と題する特別講演を行いました。

 

本シンポジウムは、動物における幹細胞・生殖細胞工学において、日本・韓国・中国の国際共同研究が極めて重要であるとの認識にたち企画され、2012年度日本繁殖生物学会大会(http://reproduction.jp/meeting/tsukuba105/kaikoku3.html)の初日に開催されたものです。
シンポジウムでは最初に、ホスト役の日本繁殖生物学会理事長・東京大学教授 前多 敬一郎博士が歓迎挨拶を述べました。続いて、韓国繁殖生物学会会長・忠南大学教授 Dong Il Jin 博士、中国繁殖生物学会理事長・中国農業大学教授 朱士 恩 博士が当該国を代表し、それぞれ挨拶を述べ、続いて、当該分野における第一線の教育・研究者9名が講演を行いました。

 

鏡味裕教授は、幹細胞の操作によって信州大学農学部で世界で初めて創出された4品種間キメラニワトリ(写真1)の作出過程を具体的に示し、参加者より賞賛を得ました。
日・韓・中の研究者は互いの研究成果を高く評価し、今後も国際共同を推進することを確認し、シンポジウムは成功裡に終了しました。

 

本年度のノーベル生理・医学賞が京都大学の山中伸弥教授に授与されたことからも、近年における幹細胞研究の目覚ましい発展と社会的重要性が広く認知されています。今回の鏡味裕教授の講演は、動物における幹細胞研究の重要性を改めて強く印象づけることとなり、また信州大学農学部が動物幹細胞研究の先進研究機関の一つであることも、出席した世界各国の研究者達に、より一層明確に認識されることとなりました。

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