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5月14日 2カ所の農業用水路の整備・復旧作業を6人が支援

信州大学農学部栄村震災復興支援隊(農援隊)の活動報告

参加者
教員:2人(松島、三木)
学生:食料生産2年生(2人)、森林2年生(1人)、総合工(博士)2年(1人)

 

作業の内容
午前は長瀬地区中尾、午後は月岡地区の農業用水路の整備・補修を行った。いずれも初めて活動する地区。


現地のボランティア組織「結い」とコンタクト後、長瀬地区に移動し、栄村役場産業建設課係長(農林業担当)の案内で中尾に移動し、県道507号線の志久見川上流の北野川対岸の山肌に沿って作られた農業用水路に溜まった泥、砂等の除去や土嚢と土でのU字溝の補修作業を行った。


水路の一部は高さ1.3m程度のトンネルになっているため、活動現場には照明のない真っ暗なトンネルを通って行かなければならず、ヘルメット持参が役立った。この農業用水路にはこのようなトンネルが3カ所あるとのこと。
作業を予定していた箇所のうち、最後の部分は大規模な土砂崩れのために作業できず、正午を過ぎたため作業終了とした。


作業終了後、水田の被害状況の説明を受けた。長瀬地区中尾の水田団地のうち、北野川側の水田は畦畔が崩れ、水田にもひび割れがあるとのことであった。

地元の方の作業参加者の慰労会へのお誘いを受け、地元参加者のお一人が作られた菌床椎茸や隣町の津南ポークの焼肉をご馳走になりながら、地域の農業の状況等についてお話を伺った。


午後は、月岡地区の大巻川支流に沿って作られた農業用水路の整備に当たった。主に、溝の泥などの除去であったが、土砂崩れで、幅約5mにわたり水路が完全に埋まっているところがあり、水路を掘り出す作業を行った。また、土砂崩れで直径60~70cmの木の切り株が斜面を滑り落ち、水路の蓋を割って突き刺さって水の流れを止めているところもあり、手動のウインチと人力で切り株を除去し、水路を復旧した。

 

参加学生の感想(活動報告書シートから抜粋)
【よかったこと】
 ・農家さんと交流しながら楽しくできた
 ・役に立てたこと
【改善すべきこと・気がついたこと】
 ・シャベルは持ってくるべきだった
 ・ヘルメットは大切
 ・農家さんは体力があって、自分たちが励まされた
【申し送り事項】
 ・水路整備の際はヘルメットとシャベル持参

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