イエンバイ省山中のモン族の村であるラン・カ集落での遺伝資源探索

松島憲一研究グループがベトナム北部山岳地域で植物遺伝資源の探索収集・調査を行いました

 森林資源研究部門の松島憲一教授、近藤文哉さん(大学院博士課程、総合医理工学研究科専攻総合理工学専攻<博士課程>2年)、梅田小雪さん、熊埜御堂由衣さん、増田栞さん(大学院修士課程、総合理工学研究科農学専攻<修士課程>1年)が2022年11月22日から12月4日までベトナム北部ラオカイ省とイエンバイ省の山岳・山間地域(調査地点の最高標高は1524m)において植物遺伝資源の探索収集・調査を実施しました。
今回の探索により、トウガラシ属植物58系統、ナス属植物13系統など95系統の植物遺伝資源を収集しました。来年度以降、これらの植物遺伝資源は日本とベトナムにおいて、栽培試験により形質評価、種子増殖された後、両国のジーンバンクに種子が遺伝資源として保存されます。これら遺伝資源種子は品種改良や様々な研究に活かされることになります。
 なお、この植物遺伝資源探索は、農林水産省委託プロジェクト研究「植物遺伝資源の収集・保存・提供の促進」(PGRAsia)により実施されました。

トウガラシ在来品種の調査

ラオカイ省の山岳地域イティの市場での調査

イエンバイ省山中のモン族の村であるラン・カ集落

ラオカイ省の山岳地域イティの市場