日本・アジア、そして世界スケールでの「山岳科学」研究を先導・牽引
信州は山々に囲まれた自然豊かな地域です。信州大学の「山岳科学研究拠点」は、信州にふさわしい日本でただ一つの「山岳科学」を看板に掲げる、信州大学 先鋭領域融合研究群内の研究拠点の一つであり、オンリーワンのオリジナリティー溢れる研究を実施しています。
近年、私たちは地球規模の多くの課題を抱えています。人間活動に伴う環境変動の影響評価、そうした環境による災害の増加に対応した「防災・減災のための研究」、野生鳥獣害や高齢化・過疎化に悩む中山間地の課題解決等の地域貢献の推進などです。日本アルプスに代表される中部山岳域、諏訪湖などの湖池沼を研究拠点として、長期間にわたる調査や観測により得られた基盤的知見をもとに、山岳生態系における環境変動の解析と予測を実施します。また、中部山岳域を中心に高山帯にまで演習林を所有する国内唯一の大学として、こうしたフィールドた施設の利用促進を、国内・海外の大学や研究機関にも積極的に展開し、グローバルかつオリジナリティー豊かな研究を推進します。
山岳科学研究拠点 拠点長
東城 幸治