視覚メカニズムを深く理解したうえで、情報のより良い表示方法について探求

従来のディスプレイに加えて、近年では3Dディスプレイ、空中ディスプレイ、VR/AR/MRなど、さまざまな新しい表示方式が実用化されてきています。それらに表示される視覚情報をより見やすく、よりリアルに、より心地よくするための方法を考えます。そのために、表示された情報の見え方(奥行き、色、見やすさなど)の評価を行うとともに、心理物理実験を通して視覚のしくみを理解することで、人に優しい情報表示システムの実現を目指します。
![]() |
![]() |
|
空中ディスプレイの操作性の評価実験。指で空中像に触れるインタラクションシステムを用いて、操作しやすい条件を探る研究。 | 2台のステレオディスプレイを奥行き方向に積層することで、個人の視覚特性によらず正しい奥行きを知覚できる方式の研究。 |
≪研究から広がる未来≫
臨場感やリアルさ、心地よさや快適性といったものが何で決まるのかを明らかにすることができれば、それを情報表示技術に応用して、よりリアルで快適な映像が実現できます。また、視覚に限らず五感全てを活用することで、より豊かな表現が可能になるでしょう。