人間の動きの「癖」を理解することで安全で便利なロボットやデバイスを創る

日常環境で使われるロボットは人間の動きに沿うものでなければなりません。人間との動作の不整合は、安全性と利便性を損ないます。使用法が簡単で利用者に負担がないことも重要です。それらを解決すべく、様々なロボットやデバイスを開発し、使用中の動作を解析することで安全性や効果を評価しています。また、本当にリスクのある状況では人間では実験できません。そうした状況の危害リスクを評価するためのシミュレーション技術も開発しています。
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様々な歩行アシストデバイスの開発 |
歩行転倒実験と、それを用いた転倒シミュレーション. |
≪研究から広がる未来≫
強力なロボットでも、使用者の動作を邪魔しては危険です。逆に、小型軽量なロボットでも、人間の動作に沿えば小さい力で人間の動作を誘導できます。人間の動作の特徴をモデル化することで、安全で効果的な生活支援ロボットが開発できます。