金 翼水 教授、韓国工学翰林院 会員に選出- 日韓両国工学アカデミーに同時所属する世界初の研究者 -
副学長・卓越教授・繊維科学研究所長の金 翼水教授が、大韓民国における工学分野最高峰の学術機関である韓国工学翰林院の会員に選出されました。
本選出は、金教授が日本工学アカデミーと韓国工学翰林院の両アカデミーに同時に所属する世界初の研究者である点において、国際的にも極めて意義深いものです。
金教授は、ナノファイバー分野における世界的第一人者として、ナノファイバーの大規模量産技術を世界で初めて確立し、産業応用へと発展させてきました。フィルター、エネルギー、医療・バイオ、環境材料など、幅広い分野での応用を実現し、学術と産業を橋渡しする研究を推進しています。
また、これまでに国際学術論文400編以上、特許100件以上を有し、スタンフォード大学が選定する**「世界トップ2%科学者」**にも継続的に選出されるなど、国際的に高い評価を受けています。
現在は本学において、副学長として大学運営に携わるとともに、卓越教授および繊維科学研究所長として先端研究と人材育成を主導しています。
金教授からのコメント:今回の選出を契機に、ナノファイバーを基盤とする先端材料研究を通じて国際連携を一層強化し、環境・エネルギー・バイオ分野における社会課題の解決に貢献したい。また、将来を担う若手研究者が国際的に交流し、共に研究できる環境づくりにも積極的に取り組んでいきたい。