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2023.08.22

お知らせ

緊急外科的気道確保wet labが開催されます!

2023年度気道確保wet lab案内ポスター.png皆さんこんにちは。信州大学麻酔蘇生学教室の伊藤と申します。
突然ですが、皆さんは 「外科的気道確保」 という単語をご存知で
しょうか?
外科的気道確保とは、「緊急に気道確保の必要があるにもかかわらず、マスク換気にて酸素化が保てず、気管挿管も困難な場合におこなう観血的手技」のことを指します。具体的には、輪状甲状靭帯穿刺、輪状甲状靭帯切開、(緊急)気管切開などがあります。このような緊急外科的気道確保を実際に見たり、ましてや自ら実施する機会というのは、いくら症例豊富な病院で研修していても、そうそうあるものではありません。
しかし、医師になった以上は、いつか、もしかしたら、自分も遭遇するかもしれない状況なのです。
いざという時に、何を準備すればよいのか、どこから穿刺すればよいのか、どんな手順で実施するのか、何に気を付けなくてはいけないのか・・・皆さんは分かりますか?
私たち麻酔科は毎日の業務の中で、常に気道確保と向き合っており、万が一の外科的気道確保にも精通している必要があります。
そのため、企業様にもご協力いただき、毎年ブタの喉頭を用いた緊急外科的気道確保のwet labを開催しております。
ここ数年コロナの影響で開催できておりませんでしたが、今年度は久しぶりに開催が決定いたしました!
毎日気管挿管を繰り返している麻酔科でも、緊急外科的気道確保はなかなか遭遇するものではなく、実施しなくてはいけない状況では手が震えます。
そんなとき、シミュレーションで「やったことがある」「手技を見たことがある」というのは大きな自信になります。
今回のwet labeは簡単な講義と実技指導の後、実際にブタの喉頭に穿刺してもらうことができる、非常に貴重な機会です。
初期研修医の先生、学生さんも大歓迎です!
ご興味のある方は、是非麻酔科(下記)または信州大学医学部臨床研修係にご連絡ください。
皆さんのご参加を心よりお待ちしております。
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【開催要項】
日 時:2023年10月28日(土) 15:00~17:00
場 所:信州大学医学部第1実験室
連絡先:信州大学 麻酔蘇生学教室 0263-37-2670 (内線:5319)
    masui@shinshu-u.ac.jp 
    担当:伊藤真理子
   

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