プログラムの特徴
大学病院と市中病院の双方で研修ができる
たすきがけ研修病院(27協力型臨床研修病院)を1年ずつ経験する「たすきがけ研修」は、毎年多くの研修医が選択し、全員が日々充実した研修をして、着実な成果をあげています。研修病院の選択方法は以下の3通りです。
- 1年目を信州大学、2年目をたすきがけ研修病院で研修
- 1年目にたすきがけ研修病院、2年目に信州大学で研修
- 2年間を信州大学で研修
(地域医療以外に最大32週の関連病院での研修も可能)
最適な研修プログラムを自分でアレンジできる
当院での研修内容やローテートは皆さんの希望を伺って決定します。
皆さんが十分な指導を受けられ、多数の症例が経験できるようにある程度の調整を行います。
機械的に研修科を割り振るようなことはしていません。
1年目の研修病院は、マッチング後に個人面談にて希望を聞いて決定します。
2年目の研修病院は、1年目の11月頃に各人の希望を聞いて決定します。
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1年目を当院で研修した場合は、2年目は当院もしくはたすきがけ研修病院から選択します。1年目をたすきがけ研修病院で研修した場合は、2年目は当院の研修となります。
臨床研修に必要な
基本的臨床能力を習得する
全研修科で、基礎的臨床能力・手技・プロフェッショナリズムが習得できます。救急科の研修は、市中病院での一次二次救急、大学病院での三次救急が研修できます。
臨床研修から専門研修への
スムーズな移行
大学病院では、研修医時代から専門領域を含んだ症例を繰り返し経験できます。
より広い視野から患者さんへアプローチすることが身に付きます。
プログラムの概要
研修医各人の自主性を最大限尊重し将来の専門性を見据え、多様なキャリアプランに対応するオーダーメイドな研修プログラムです。
当院を基幹型臨床研修病院とし、長野県内外の地域医療に実績のある多彩なたすきがけ研修病院(27協力型臨床研修病院)と共に地域社会と一体となった研修を実施します。
全員が当院で52週以上の研修を行いますが、2年間当院で研修を行う研修医においては、1年目・2年目に各々最大16週、地域医療とは別に協力型臨床研修病院や研修協力施設で研修できます(但し、研修協力施設は最大12週まで研修可能)。
臨床研修の到達目標を達成するために、研修医の希望や研修状況、キャリアプラン等を踏まえた上で、研修科を1年間で16週まで中途変更することも可能です。
1年目の研修内容、研修病院は、マッチング後に個人面談にて希望を聞いて決定します。
2年目の研修内容、研修病院は、1年目の11月頃に各人の希望を聞いて決定します。
臨床研修の
目標
生涯を通じて自己研鑽を続け、チーム医療を実践する医師となるために、幅広い知識を学び基本的診療能力を身につけるとともに、自己研鑽の習慣とプロフェッショナリズムを体得する。
ローテート例
1年目に信州大学で
研修を行う場合
2年目に信州大学で
研修を行う場合
2年間、信州大学で
研修を行う場合
- ※麻酔科は当院プログラム独自の必修科です。
- ※11年目の4~5月は連続して1科で研修を行います。
- ※2研修病院での研修は、診療科の選択方法やローテート順など病院毎に異なります。
- ※324週を連続して研修する必要はありません。
- ※42年目に麻酔科を選択する場合は、必修科または選択科を選択することも可能です。
- ※51年目に麻酔科研修を行った場合は、必修科または選択科を選択することも可能です。
- ※6必修科を選択することも可能です。
内科
24週以上研修します。24週を連続して研修する必要はありません。全ての内科分野から研修科を選択できます。また、総合診療科・信州がんセンター(腫瘍内科)での研修は12週を上限として内科研修に含むことが可能です。
外科
4週以上研修します。原則、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、乳腺内分泌外科から選択します。但し、全身麻酔管理を伴う手術が一般的に行われ、周術期管理を行う診療科(脳神経 外科、泌尿器科等)を一部含むことも認めます。
小児科、産婦人科、精神科、麻酔科
各4週以上研修します。
救急研修
1年目と2年目に各々6週以上研修します。1年目もしくは2年目に必ず当院高度救命救急センターで連続した6週以上の研修します。たすきがけ研修病院では、病院の体制により救急部に専従して連続6週研修を行う場合と、各科をローテーション中に救急部門の日当直業務を中心に行う場合がありますが、1年間で通算6週分以上の研修を行います。通算して2年間に12週相当以上の救急研修を行います。救急部門(必修)における麻酔科の研修期間について、当院救急科(高度救命救急センター)での研修期間に麻酔科の研修期間を含めません。
地域医療研修
2年目に4週以上地域医療研修先である協力型臨床研修病院、研修協力施設にて研修します。この際、一般外来研修を並行して行うことがあります。
一般外来研修
2年間を通して4週以上行います。地域医療または協力型臨床研修病院、研修協力施設の研修中に行い、当院での一般外来研修は総合診療科で2週行うものとします。
詳細は信州大学臨床研修プログラムを参照ください。
研修プログラム責任者
プログラム責任者
- 上條 祐司 (卒後臨床研修センター副センター長
腎臓内科/診療教授・血液浄化療法部/部長)
副プログラム責任者
- 堀内 博志 (リハビリテーション科/教授)
- 増田 雄一 (医療安全管理室/准教授)
- 森 淳一郎 (医学教育研修センター/講師)