よくある質問

大学病院での研修は症例が少ないと聞いたのですが。

当院の入院患者数は580.0人/日、外来患者数は1341.5人/日と決して少なくありません。各診療科では常に患者さんを受け入れております。日々の診療の様子から、各研修医に適した調整を行った上で、患者さんを担当していただきます。一人ひとりの患者さんをじっくり診察・診療する機会をつくり、医療チームの一員として安心・安全の医療が提供できる能力を育てます。なお、診療科により、担当する症例が少ないと感じることもあるかもしれませんが、他病院で診断がつかなかった症例や治療に難渋する症例が大学病院に集まるため、一つ一つの身体所見や検査結果を吟味しながら診療にあたることができます。いわゆるcommon disease を数多くみることも重要ですが、貴重な一症例をしっかりと考えながら診療できるのは大学病院ならではの経験になります。

休日はありますか。オンコールや当直ばかりではありませんか。

しっかり休日があり、しっかり休養できます。
当院の研修では土日祝日が休日となり、救急研修の時のみ当直業務を経験していただきます。また、当直業務終了時には診療グループ内で患者さんの診療内容の申し送りを行いますので、当直明けは安心して業務フリーとすることができます。研修医の皆さんが当直業務により疲弊し、翌日の研修に支障が出ることがないように、卒後臨床研修センターでは、研修医の業務改善を診療科と一体になり推進しています。offの日に、事前にローテートする研修科の勉強をして研修に臨むこともできます。ぜひonとoffを充実させてください。

他大学出身者はどのくらいですか。また長野県出身者が多いのですか。

年度によってばらつきがあります。信州大学以外の方は6~25名(19~45%)です。
他大学出身であることで差別されるようなことは全くありません。
また、長野県出身ではなく、かつ、信州大学以外の大学出身者の方もいます。

臨床研修中に大学院に進学することは可能ですか。

信州大学臨床研修プログラムでは、出身大学を問わず研修期間中に大学院に進学することが可能です。大学院に進学を希望する研修医には、奨学金を含めて積極的に支援します。ただし、臨床研修と大学院の両立には、研修医自身の強い決意と努力が求められるため、卒後臨床研修センター教員と相談しながら、最適な研修内容を決めます。

希望しない研修病院で研修を行うことはありますか。

研修医が希望しない病院に配属することはありません。研修病院は希望に従って決定します。ある病院に希望が集中した場合、その病院が受け入れ可能な限り多くの研修医の受け入れをお願いします。全員の受け入れが不可能な場合は公平な方法で調整します。しかし、これまでほぼ全員が希望の病院で研修を行っています。

信州大学医学部附属病院で2年間研修する場合、他の病院で研修はできませんか。

A信州大学と関連病院群研修プログラムにて2年間当院で研修を行う研修医においては、1年目・2年目に各々最大16週、地域医療とは別に協力型臨床研修病院や研修協力施設で研修することができます(但し、研修協力施設は最大12週まで研修可能)。
B信州大学産婦人科・小児科プログラムは、地域医療とは別に1年間に最長26週、2年間で合計52週、C信州大学外科プログラムは1年間に最長24週、2年間で合計32週の範囲となります。

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