センターについて

メッセージ

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病院長より

信大病院の臨床研修プログラムへようこそ

病院長 花岡 正幸

医師としての第一歩を踏み出す皆さんに、信州大学医学部附属病院(信大病院)の臨床研修プログラムをお勧めします。
信大病院は、長野県唯一の特定機能病院であり、高度救命救急センターを有しています。基本的に当院で完結できない疾患はなく、県内最後の砦と言われています。そのため、経験豊かな指導医と優秀なメディカルスタッフが配属されており、質が高く中身の濃い研修が可能です。さらに、信大病院は地元の松本市をはじめ県内各地から多くの患者を受け入れているため、症例数には事欠きません。
県内のほとんどの基幹病院と連携していますので、これらと“たすきがけ”をすることにより、信大病院とは背景が異なる症例にも数多く触れることができます。
風光明媚な信州は、研修の疲れを癒すのにもうってつけです。豊かな自然と新鮮な空気、おいしい水や食べ物は、皆さんの心を満たしてくれることでしょう。私は医学部山岳部の顧問と常念岳(標高2,857m)の山岳診療所の所長をしており、年数回の登山が心身のリフレッシュに役立っています。登山に興味のない皆さんも、機会をみて身近にある自然に触れてみてください。明日の研修の糧になること請け合いです。
信大病院の臨床研修プログラムには、指導医、同僚、メディカルスタッフ、そして多くの患者さんとの出会いが待っています。これらの出会いは皆さんの一生の宝物となることでしょうし、医師としての心構えも身につくと思います。私たちは、皆さんが健康で充実した研修が行えるよう、最大限のサポートをします。
信大病院の臨床研修プログラムへのご応募を心よりお待ちしています。

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センター長より

長野県、信大病院での研修を全力でサポートします

卒後臨床研修センター長/呼吸器外科教授/病院長補佐 清水 公裕

研修医時代は、医師人生において最も大切な時期です。「一瞬でもあり、一生でもあります」。何故、この医者としての出発期が重要かというと、この時期に「刷り込み(インプリンティング)」が起こるからです。インプリンティングとは、1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞したオーストリアの動物行動学者コンラート・ローレンツによって広く知られるようになった、ハイイロガンの観察から証明された現象です。ハイイロガンなどの離巣性のヒナは、誕生直後に見た大きなものを自分の親であると記憶することが証明されています。このインプリンティングは、すなわち、「信じられないほど急速で、修正困難で、極めて長時間持続し、それを完全に保つために反復学習を必要としない学習」と定義されます。医師として生まれたばかりの研修医の皆さんが、インプリンティングという現象を受ける研修医時代は、この上なく重要な時期なのです。ゆえに、この時期は、ストレスを感じない豊かな環境で過ごすことが大切であり、そこで共に学ぶ良き仲間や、良きメンターと出会うこと、そしてその教え・行動から良い意味でのインプリンティングを受けることが、今後の医師としての一生を決めると言っても過言ではありません。
信大病院がある松本は、日本屈指の山岳リゾート地であることから、「山岳の“岳”都」。国際的な音楽祭「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」に代表される、「音楽の“楽”都」。そして、昔から教育を重んじる文化があり、信州大学の本部もあることから、「学問の“学”都」とされ、この3つを合わせ「3ガク都」と呼ばれています。治安もよく、医療を学ぶには最良の環境です。また、信大病院が誇る「たすきがけ研修(大学病院と市中病院の双方で研修し、専門研修にも通じる基本的診療能力と一般診療の経験を得ることのできる研修制度)」はとてもバランスが良く、多くの良きメンターに会える素晴らしいシステムだと思っております。
私の使命は、このような環境豊かで、素晴らしいプログラムを持つ信大病院の魅力を多くの若者に伝えることであり、さらには「衣食住足りて礼節を知る」と言われるように研修医の皆さんの生活の質も重要であることから、福利厚生面での不安を与えないようにすることだと思っております。我々卒後臨床研修センターは一丸となり、皆さんを全力でサポートさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

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センター教員より

理想の医師像に向かうカタパルト ー信州大学の臨床研修ー

卒後臨床研修センター副センター長/
腎臓内科診療教授/血液浄化療法部部長/材料部副部長
上條 祐司

理想とする医師像があり、すでに卒業後の進路も決めている方もいると思いますが、まだまだ理想とする医師像は何なのか・・・?また、自分が進むべき道が何なのか・・・?模索状態の方も多いのではないかと思います。
信州大学医学部附属病院が、他の病院と比較して最も違うところ、誇れるところは何かと考えると、それは「指導医層の厚さ」であり「各領域のエキスパートの充実さ」ではないかと思います。
指導医が多い、ということは、多くの指導医の考え方や知識と触れる機会が多くなることを意味します。エビデンスのある医療知識を身に着け、誰もが納得できる説得力のある診療を行えるようになるためには、患者さんの正確な状態評価、診断、治療計画の策定、治療の実践、診療経過の検証、といった各ステップを多くのエキスパートの意見を取り入れながら実践し、次の診療にフィードバックしていくということを繰り返していく必要があります。これらの過程において、正解は必ずしも一つではなく、複数の可能性が存在することが多いのが医療の世界です。エキスパートの意見を参考に様々な可能性を考え医療を実践し検証していくことが、理想の医師像に近づく近道なのではないかと思います。
また、信州大学には人格的にも知識的にも優れた指導医が多いので、その中でこの先生の様になりたい、というロールモデルも見つかるのではないかと思います。まさに信州大学の臨床研修は、理想の医師像に向かうカタパルトといっても過言ではありません。
我々、信州大学医学部附属病院卒後臨床研修センターの教員は、研修医の先生方が理想の医師像に近づけるように精一杯お手伝いをする所存です。
理想とする医師に向かって共に頑張りましょう!
もし、その過程において様々な悩みや困ったことが出現したら、すぐに我々にご相談下さい。我々は研修医の皆様の味方です。臨機応変に対応したいと思いますのでよろしくお願いします。

未来を担う医師たちへ

センター教員/外科学教室 消化器・移植・小児外科学分野 助教 吉澤 一貴

当院は、先進的な医療を提供するとともに、研修医の皆さんが安心して成長できる環境を整えています。私たちは、研修期間中に皆さんが必要とする知識・技能・マナーをしっかりと身につけ、将来的に自信を持って医師として活躍できるようサポートします。
当院の研修プログラムは、臨床現場における実践的なトレーニングに重点を置いています。皆さんは、患者さんと向き合いながら、臨床の基本をしっかりと学び、実践的な技能を身につけます。また、教育環境の充実にも力を入れています。熱心で経験豊富な指導医・上級医たちが、皆さんの成長をサポートし、アドバイスを提供してくれます。また、定期的にフィードバックを行い、成長の機会を提供します。
当院の研修プログラムでは、医療チームとしての役割も重要なテーマです。皆さんは、医師だけでなく看護師や臨床検査技師、薬剤師など他職種の方々とも協力して、患者さんのために最善の医療を提供することが求められます。このような協力関係を築くことは、将来的に役立つスキルとなります。
私たちは、研修医の皆さんが将来的に自信を持って医師として活躍できるよう、全力でサポートします。是非、当院の研修プログラムで成長の機会をつかんでください。

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