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2019年度「高冷地応用フィールド演習」第2回を実施しました

お知らせ農場系の実習

ハクサイの巨大苗の定植に挑戦
ハクサイの巨大苗の定植に挑戦
マルチ張りに挑戦
マルチ張りに挑戦
ダイコン圃場の草取りに挑戦
ダイコン圃場の草取りに挑戦
紙パックで育苗したニンジンの定植に挑戦
紙パックで育苗したニンジンの定植に挑戦

1.演習名
「高冷地応用フィールド演習」

2.演習の目的
高冷地地域における園芸作物の栽培の実践を通してその栽培手法を学び、学生達が問題点や解決策について考えるチャンスを創出することを目的としている。

3.実施日
演習2回目:2019年6月22日(土)

4.実施場所
農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)
構内ステーション農場

5.担当教員
春日重光教授、鈴木香奈子助教

6.参加人数
37名
(信州大学繊維学部1名、信州大学農学部36名)

7.概要および成果
第2回目の演習では、第1回目に播種したキャベツ、レタス、ハクサイ、ニンジンの苗を圃場へ定植した。マルチに定植穴を開ける作業、定植穴の中に殺虫剤を入れていく作業、そして苗の定植作業に挑戦した。前回紙ポットに播種したニンジンの苗の定植は、手によるマルチ張りを行った後、殺虫剤は施用せず同様の作業を実施した。前回、圃場に直接播種したダイコンの圃場では繁茂し始めた雑草の除去作業を手で行った。予定した圃場作業を全て終了した後、居室へ戻り、前回の演習時から液肥を与えて生育していたキャベツの巨大苗と通常の定植で用いられるサイズの苗の草丈、葉数、新鮮重を測定した。

今回の演習では、上記の通り、液肥を灌水して育てた巨大苗(約15-20cm)と通常の定植に用いられるサイズの苗(約6-7cm)の異なりを定植作業や生育状態の調査を通して知ることを目的とした。巨大苗は定植時に倒伏してしまい、作業に労力や時間がかかり過ぎてしまうため効率が非常に悪いことを理解してもらい、通常のサイズの苗の育成・定植の重要性を知ってもらう機会とした。また、ニンジンは紙ポットを用いて育苗することができ、紙ポットのまま定植できるため効率が良いことを知る機会も作った。

加えて、今回のレポートの課題に関連する苗の生育状態の調査においては、集団作業の効率を上げるための工夫を見出すといった訓練も踏まえ、作物の周辺効果を調べる機会を創出した。レポートは、グループごとに測定した苗の草丈、葉数、新鮮重のデータをもとにして、苗においても密植して大きく生育した状況下において周辺効果が現れるのかどうか、計算して考察させる内容となっている。

8.今後の予定
3回目演習:2019年9月10日~12日 農学部附属AFC野辺山ステーション

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