平成29年度「高冷地動物生産生態学演習」を実施しました。
<演習名>
「高冷地動物生産生態学演習」
<実習目的>
農学に関する広い知識・技術および信州の豊かな自然環境を活かした持続的食料生産に関する基礎的知識を修得することを目的とする。また、高冷地野菜と畜産を組み合わせたフィールドを有するAFC野辺山ステーションにおいて、動物生産実習を中心に合宿形式の演習を実施しすることで、「生産現場」を教材にした農業現場や「食」、「環境」に幅広い理解を深め、集団生活を通し豊かな人間性構築を目的とする。
<実施日程>
平成29年8月21日(月)~24日(木) 3泊4日
<実施場所>
農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)野辺山ステーション
<担当教員>
岡部繭子助教、関沼幹夫助手、春日重光教授、荒瀬輝夫准教授、濱野光市教授
<参加人数>
47名(東京農工大学1名、山梨大学1名、日本獣医生命科学大学1名、信州大学農学部40名、工学部1名、繊維学部3名)
<スケジュール>
<概要および成果>
上述のスケジュールに基づき、「高冷地動物生産生態学演習」を実施した。
本演習はとくに高冷地における動物生産、高原野菜栽培と環境に焦点をあてた演習である。動物生産に関しては高冷地における家畜飼育全般を対象とし、本演習では放牧地管理や、乳牛の多頭飼育をしているJA施設および酪農家での家畜・畜舎管理等を実施した。JA施設では家畜、牛舎および放牧地管理の他,牛乳加工を体験した。農家実習では、牛舎掃除や給餌、ブラッシングなどの農家の日常作業を体験した。キャベツ収穫・出荷では、野菜生産と酪農の連携について理解するとともに、出荷するキャベツが実際に流通されることへの責任と心構えを学んだ。演習全体を通しては、農業を取り巻く厳しい環境や「食」に関する理解をより深めることができた。
<アンケート>
H29「高冷地動物生産生態学演習」受講者アンケート(PDF:353KB)