お知らせ

タンザニア駐箚特命全権大使が信大COIを訪問

信大クリスタルについて説明を受ける後藤大使(右)

信大COIの常設展示を視察

2020年12月17日・18日に、タンザニア連合共和国駐箚日本国特命全権大使の後藤真一氏が信州大学を来訪し、アクア・イノベーション拠点を視察しました。

17日に濱田州博学長等を表敬訪問し、翌18日に工学部を訪問。
天野良彦工学部長を表敬訪問したのち、アクア・イノベーション拠点(COI)の水環境改善プロジェクトを統括する吉谷純一教授の案内のもと、研究内容を視察しました。
タンザニアで深刻化する地下水のフッ素汚染問題の解決に取り組むサブ研究リーダーの手嶋勝弥教授が、フッ素を選択的に吸着する高性能な無機結晶材料「信大クリスタル」を封入したティーバッグ型の浄水器を紹介。
安価な材料で作れてどこでも簡単に浄水できるため、タンザニアをはじめとするアフリカ地域で広く適用可能なことや、現地での生産を視野に取り組みを加速していることを紹介しました。

また、常設展示コーナーを訪れ、機構戦略支援統括の田中厚志教授より、COIが開発したカーボンナノチューブを用いた海水淡水化膜などを用い、世界の様々な水問題解決に取り組むCOIの研究についての説明を受けました。

後藤大使は終始、熱心に耳を傾け、今後も情報共有しながらタンザニアの水問題の早期解決に向けて協力し合うことを確認しました。

後藤大使の訪問については、信大公式ホームページでもご紹介しています。
信大公式ホームページトピックス