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理念・メッセージ

学部長からのメッセージ

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信州大学農学部は、長野県の南部に位置し、南アルプスと中央アルプスの二つのアルプスに抱かれた自然豊かな伊那キャンパスにあります。

農学部がカバーする学問領域は幅広く、食料生産、森林・環境、食品・生命科学と多岐に渡っております。これらは国連総会によって提唱されましたSDGs(持続可能な開発目標)を達成する上で極めて重要な学問です。すなわち、農学部は単に農業に関わることを学ぶのではなく、気候変動に対応する持続的な農林畜産物の生産、食を通じたヒトの健康、森林や緑地環境の保全など、人類社会の持続可能性を追求する上で必要不可欠な事柄を学び研究出来る場所と言っても過言ではありません。これらの課題解決に向けて、学部・大学院を通して、「農」 を基盤とした生命科学系高度専門職業人の養成を目標に掲げ、教育・研究に取り組んでいます。

学部には農学生命科学科1学科4コース(生命機能科学、動物資源生命科学、植物資源科学、森林・環境共生学)、大学院には総合理工学研究科(修士課程)農学専攻4分野(先端生命科学、食品生命科学、生物資源科学、環境共生学)と生命医工学専攻(生命工学分野)及び 総合医理工学研究科(博士課程)があり、農学・生命科学関連分野の幅広い教養と専門知識・技術が修得できます。また、農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センターには教育関係共同利用拠点に認定された農場及び演習林があり、伊那キャンパス内を含めて県内4ヵ所にステーションを有しています。総面積630ヘクタールに及ぶ広大な敷地で、果樹栽培、稲作、花卉園芸、畜産、高原野菜の栽培など特徴ある教育研究活動が営まれています。また、中央アルプスの高山帯にまで達する西駒ステーションは、森林の多面的機能や山地の崩壊・修復について学ぶ格好の場となっています。このように、本学部は、フィールドに根ざした農学を学ぶに際してこの上ない環境を備えています。

講義によって修得した理論を直ちにフィールドで試すことのできる地の利を活かして、信州大学農学部は、フィールドとラボワークの融合による学理実践一体型の教育に邁進しています。新時代の農学を切り開く、意欲と熱意を持った学生の挑戦をお待ちしています。

信州大学農学部長 米倉 真一



理念と目標



農学部の理念・目標



理念


信州の豊かな自然と風土のもとで、生命・食料・環境を支える農学を基盤とし、高度に進展する生命科学の視座を踏まえ、論理性,実践性,倫理性、創造性の高い教育と研究を行います。また、自然と人が共生する持続的社会の創造を目指し、広い視野と課題探求能力、国際性を備えた人材を養成します。




目標


地域に開かれた大学として、変化する社会に適応した知的創造に資する人材を養成し、人間生活の質的向上と健康で豊かな社会の創造に貢献します。また、食と緑のフロンティアを切り拓き、持続的社会の創造に貢献する人間性あふれる創造力豊かな人材を養成し、地域や国際社会との幅広い連携を進めます。





教育の理念・目標



理念


自然豊かな環境のもとで、豊かな人間性と幅広い教養を築き、生命・食料・環境に関する広い知識・技術を涵養して、専門的な知識や研究能力を養成します。さらに、地球的な広い視野と現実的な視点に立って問題をとらえ解決する能力を持つ人材を育成します。




目標



  1. 持続的社会の創造に貢献する人間性豊かな人材の育成

  2. 生命科学分野の基礎能力と農学分野の応用能力を身につけた人材の養成

  3. 社会の一員としての問題意識の醸成と論理性、実践性、倫理性、創造性を備えた人材の育成

  4. 地域(ローカル)および国際(グローバル)社会で活躍できる人材の養成