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食料生産科学科・鏡味裕教授がアラブ首長国連邦・大統領府招へいにより鳥類保全講演

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左から、ロンドン大学 Stern教授、カルディフ大学 Evans 学長、国際鳥類内分泌学会元会長 Etches 博士、鏡味教授
左から、ロンドン大学 Stern教授、カルディフ大学 Evans 学長、国際鳥類内分泌学会元会長 Etches 博士、鏡味教授

2011年2月7日から2月11日、食料生産科学科・鏡味裕教授がアラブ首長国連邦アブダビ市内のエミレーツパレスホテルで開催された国際会議に参加し、招待講演及び研究討議を行いました。
地球環境の悪化が生物多様性の保全に危機を及ぼしていると指摘されるなか、アラブ首長国連邦大統領の Khalifa bin Zayed Al Nahyan 殿下は、絶滅危惧生物の再生に強い使命感をお持ちで、これまでに様々な国策を施され、とりわけ、古来、同国に生息し、ゆかりの深い鳥である Houbara Bustard (和名:フサエリショウノガン(房襟小野雁))が絶滅危機に瀕している現状に強い懸念を示して来られました。
そこで今回、同大統領府はバイオテクノロジーの技術を駆使した Houbara Bustard の再生に関する国際会議を開催しました。本会議には、当該分野の世界最先端の研究者が講演と技術討議のため一堂に会しましたが、鏡味教授は、鳥類幹細胞の分化制御とキメラを介した鳥類個体の再生研究に関し、世界で最も高名な教育研究者の一人として招へいされたものです。

 

また、この問題の解決には広範な生命科学の英知集結が必須であり、鳥類のみならず、生命科学分野における世界で最も高名な研究者達も招へいされました。英国・カルディフ大学長・教授 Martin Evans 卿(2007年度ノーベル賞受賞)、同・ロンドン大 教授 Claudio Stern 博士(国際発生生物学会会長)、 米国・Crystal Bioscience 社長 Robert Etches 博士(元国際鳥類内分泌学会会長)らも招待講演を行いました。また農学部の小野珠乙教授も、1つのセッションの座長を務めました。

 

本国際会議においては、真摯な討議が交わされ、会は成功裡の内に幕を閉じました。参加者相互は、今後も本課題に関し連携協力することを確認しました。

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