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大学院総合工学系研究科 中村隼明さんがThe Journal of Poultry Science優秀論文賞を受賞

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受賞盾と賞状を手にする中村隼明さん
受賞盾と賞状を手にする中村隼明さん

 

信州大学大学院総合工学系研究科博士課程3年の中村隼明さん(日本学術振興会特別研究員兼任)らが平成22年9月14日~15日に信州大学農学部で開催された日本家禽学会2010秋季大会おいてThe Journal of Poultry Science優秀論文賞を受賞しました。

 

中村さんらはこれまでに、不妊処理した「卵用鶏」の胚(宿主)へ「肉用鶏」の卵や精子の元となる始原生殖細胞(ドナー)を移植し、成長した「卵用鶏」に「肉用鶏」の卵や精子のみを生産させる技術の開発に成功しました。受賞対象となった研究では、不妊処理に用いる薬剤の最適な投与時間を検討することにより、宿主自身が保有する始原生殖細胞を除去し、かつ、薬剤処理後にドナー始原生殖細胞を宿主胚の生殖巣へ効率的に生着させることを可能にしました。この研究は、信州大学農学部と(独)畜産草地研究所の共同研究による成果です。

 

受賞対象となった研究論文は以下の通りです。

 

タイトル: Effects of Busulfan Sustained-release Emulsion on Depletion and Repopulation of Primordial Germ Cells in Early Chicken Embryos.

 

著者: Yoshiaki Nakamura, Fumitake Usui, Yusuke Atsumi, Asako Otomo, Ayumi Teshima, Tamao Ono, Kumiko Takeda, Keijiro Nirasawa, Hiroshi Kagami, Takahiro Tagami. 

 

掲載ページ: The Journal of Poultry Science, 46, 127-135 (2009).

 

この論文は以下のURLより無料でダウンロード可能です。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jpsa/

 

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