キーマンからの言葉

竹田 忠彦
  • テックワン株式会社
  • 代表取締役社長
  • 竹田 忠彦

今や、繊維は居・食・住の要。 世界の繊維需要は増えているわけだから、人口が増えればそれに付随して加工量も増えるわけです。 前々から、十分生き残れる分野だと私は思っていました。

武村 治
  • 株式会社クラレ 繊維カンパニー
  • カンパニー長 補佐(開発統括)
  • 武村 治

テキスタイルだけではないという点で、繊維という言葉は、今までの繊維の概念とは違ってきているのです。
「先端産業とどういう風に結びつくか?」という視点で考えたとき、
繊維が生かされる分野が広がるのではないでしょうか?

保城 秀樹
  • 株式会社クラレ 繊維カンパニー
  • 生産技術統括本部 本部長
  • 一般社団法人 日本繊維製品
  • 消費科学会 副会長
  • 工学博士保城 秀樹

風力発電のコンポジット翼、リチウムイオンの電極、海水を淡水化
する技術、オリンピックで用いられる選手のためのスポーツ材料。
繊維には幅広い夢が沢山あるのです。

安部田 貞治
  • 繊維製品技術研究会(ATTS)会長
  • 一般社団法人 日本繊維技術センター 顧問
  • ニッセンケン品質評価センター 技術顧問
  • 技術士(繊維、総合技術監理)
  • 工学博士安部田 貞治

繊維は、テニスのラケットとか釣りの道具など身近なものから、
最先端の飛行機まで、我々の生活にとって
欠かすことのできないベーシックな技術
になっています。

金翼水
  • 信州大学
  • ナノフュージョンテクノロジー
  • 研究グループリーダー
  • 教授金翼水

目に見えない細いナノ繊維の可能性は、今の世界ではまだ予想が出来ません。1+1が0になることも3・4・5にもなり得る。
普通の世界では非常識と思われたことが常識な現状として実現できる
無限な可能性をナノ繊維分野は持っているのです。

橋本 稔
  • 信州大学大学院 総合工学系研究科 教授
  • 工学博士橋本 稔

必要に応じて力を出すことができる繊維や衣服が縮んで力を出してくれる繊維などを用いて、モーターのいらないロボテックウェアができたとしたら・・・
人々にとって大きなイノベーションになると思います。

榎本 祐嗣
  • 信州大学
  • 特任教授榎本 祐嗣

繊維というのは身体に、人間の生命に一番近いところにあるもの。
例えば、リストバンドをしておいて血圧とか体温とかモニタリングして異常を検出できたら大きなインパクトになると思います。

榎本 祐嗣
  • 日本化学繊維協会技術グループ
  • 主任部員竹内 康晃

日本が強い素材産業のなかでも、繊維産業は重要です。 日本で作られている化学繊維のうち70パーセント以上はもう非衣料で、衣服とは違う分野にどんどん使われているのです。