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FDについて

青年期の心理と認知の仕組みに関するFDシリーズ【第4回】を開催しました

2013.12.03

青年期の心理と認知の仕組みに関するFDシリーズ【第4回】を開催しました ブレーンストーミングの様子(信州大学松本キャンパス)

  11月29日(金)、青年期の心理と認知の仕組みに関するFDシリーズの第4回目「大学生の理解を考える―教育心理学の観点から―」を開催しました。第3回目「大学生の動機づけを考える―教育心理学の観点から―」において講師を行った信州大学教育学部の島田英昭准教授を、再び講師として迎えました。
  今回は、理解がどのように起こるのかが、認知心理学の知見から紹介されました。言葉や単語が分からないと思考がストップするだけでなく、何についての話かが分からなければやはり思考がストップすることを、記憶テストや読解問題の体験をしながら理解していきました。学生の理解がそれぞれに違うという認識に立つと、協調学習が有効であることも、島田准教授自身の実践例もまじえて説明されました。最後に、学生のディスカッション課題についてブレーンストーミングを行い、情報共有と質疑応答の時間も持つことができました。
  信州大学松本キャンパスSUNS大会議室を主会場とし、各キャンパス・高等教育コンソーシアム信州加盟大学にも遠隔配信を行い、計36名の教職員が参加しました。開催後のアンケートには「授業構成の在り方に示唆的であった」、「学生に理解させるための方法と工夫を学習できた」などの意見が寄せられ、実りあるFDとなりました。

 

  この4回目ももって、青年期の心理と認知の仕組みに関するFDシリーズは終了となりましたが、4回を通して計146名の教職員の参加があり、実際の授業の参考となるような事例が紹介されるなど、有意義なFDシリーズとなりました。