山岳科学研究所では、森林分野における最先端レーザ研究をフィンランド国立測地学研究所と共同で実施しています。毎年当該分野の世界的権威であるJuha Hyyppa教授(フィンランド国立測地学研究所・最先端レーザ研究所長)を特別招へい教授としてお招きし、国際共同研究・シンポジウム・講義等を開催しています。

 今年度は、去る平成29年3月15日 信州大学伊那キャンパスにおいて公開特別講義を開催しました。冒頭、共同研究者である本研究所森林資源研究部門加藤正人教授による講師紹介の後、Hyyppa教授による公開特別講義が行われました。

◆Ⅰ State-of-art in Laser Scanning
                in Forestry(global perspective)
    森林分野における最先端レーザ計測(グローバル視点)

◆Ⅱ FGI latest developments in Laser Scanning
    フィンランド研究所のレーザ計測の最新技術開発

 県内外から森林関係者、官庁、地方自治体、学生等々多岐にわたる皆様にご参加いただき、参加者からは、多くの専門的な質問が出され、関心の高さが窺われました。

 講義後フィンランド最先端レーザ研究所の研究者3名によるバックパックレーザ計測装置2種類の展示及び詳細の説明の後、参加者にも実際にデモ体験をしていただきました。 

 今後さらなる日本の森林分野発展のため、研究を進めてまいります。