令和6年3月4日、信州大学松本キャンパスにおいて「令和5年度 山岳科学研究拠点 年次報告会」を開催しました。本報告会は、毎年度末に研究成果を発表し、学生も含めた拠点メンバーの情報交換と今後の研究活動に活かすことを主な目的としています。
はじめに研究拠点長・東城幸治教授による開会の挨拶の後、本年度の「重点研究テーマ活動」の中から、教員、学生による研究成果の発表がありました。口頭発表では森林や樹木、山岳湧水、気候や気象、地下水に関する研究から、生活に大きな影響を及ぼす洪水や地震、防災に関する研究成果が報告されました。また本年度は、霊長類を含む野生動物、高山蝶や草本植物や樹木に関する研究、武家住宅の建築史など、例年以上に多様な分野に関する発表がありました。質疑応答の時間には、取り組みや分析方法などに関する熱い議論や応答がありました。















口頭発表の最後に3部門長より総評をいただき、今年度末で定年退職を迎える前拠点長・泉山茂之教授からは、長年にわたる山岳域での調査経験に基づく山岳環境の変化や拠点の将来についてのメッセージをいただきました。

報告会の後半では、他の重点研究課題と一般研究に関する研究成果をポスターで発表していただきました。昨年度に引き続き対面でのセッションが繰り広げられましたが、今年度は余裕のある時間設定のもと、約2時間にわたる研究に関する説明や質疑応答が交わされました。途中からは、飲食を伴う懇親も兼ねたポスターセッションとして、有意義な交流の機会となりました。











  












** 朝日新聞 「Think Campus」 **
【大学生活とお金】大自然に囲まれて バイトは「ブドウの集荷作業」、狩猟免許も取得
 山岳科学教育プログラムに憧れて信大へ入学した学生の記事が掲載されましたので、ご覧ください。
https://www.asahi.com/thinkcampus/article-110129/

「ニホンザルが魚を食べる」発表した大学教授 疑問よせられた論文、証明した写真
東城先生の研究に関して掲載されています。 ご覧ください。
https://www.asahi.com/thinkcampus/article-101159/