山岳科学研究拠点では毎年信州大学教員と学生が、上高地・槍・穂高地域の総合研究について取り組みます。研究フィールドの多くは、特別名勝及び特別天然記念物「上高地」、中部山岳国立公園特別保護地区、そして国有林等に該当し、他にも各種の法規制の対象となっております。この研究連絡会では、基礎研究を行うに際して要する、様々な手続き、保全策や適正利用のあり方を考えるにあたり、ご理解、ご協力をいただいている関係行政機関の皆様に研究内容をご説明し、ご助言やご指導を承る機会として、本年度も「上高地研究連絡会」を2023年6月1日に松本キャンパスで開催しました。

はじめに本研究拠点長の東城幸治教授による拠点長挨拶の後、発表者を含めた信州大学メンバー、
各機関の出席者の方の自己紹介があり、3件の発表と1件の紹介・提案がありました。  

各機関からの質疑応答の後に、環境省・中部山岳国立公園管理事務所から自然環境への影響に関する調査研究・連携への依頼と、
国交省・松本砂防事務所から今年予定されている主な整備・工事等についてご説明いただきました。