総合理工学研究科トップ>農学専攻>食品生命科学分野
健康長寿社会及び持続可能な社会の実現に向けて、バイオテクノロジーについての幅広い知識と技術をもとに、生命現象の分子レベルでの解明や有用な生物機能の探索、さらには、疾病予防に有効な食資源の機能解析や機能性食品の開発・創製に取り組む人材を養成することが目的です。
本分野では、食品生物機能科学ユニット、食料機能解析学ユニット、食品分子機能学ユニット、機能性食品創製学ユニットの4ユニットを設けています。人類の健康増進や食料資源の持続的利用に資する高度な教育研究を実施し、食品科学及び生命科学分野における高度な専門知識と創造力豊かな応用力の修得を目指しています。
アルツハイマーの原因物質と考えられているアミロイドβの線状化モデル
電子顕微鏡写真
主な研究テーマ
動物生産科学
新たな着眼点に基づく機能性食品の開発を目指し、ヒトや動物の株化細胞の特性を利用した新規機能性食品素材の探索や関与成分の機能性解析を行っています。
生化学,分子生物学,遺伝子工学
微生物殺虫剤Bacillus thuingiensisの遺伝子工学的研究;担子菌キノコの子実体形成機構の解明
免疫学、食品免疫学
食品由来成分における免疫バランス制御因子の探索とその応用に関する研究
有機合成化学・ケミカルバイオロジー・糖化学
生体反応を有機合成化学の視点から明らかにする研究を行っています。 また天然物を基本骨格として、さらに有用な機能性物質を合成したり、機能性物質が生体内で作用するメカニズムを有機反応的に証明することを目指しています。
食品分子工学,食品機能化学
食品機能性成分に基づく機能性食品開発、作用メカニズム解明および実用化研究
食品科学,園芸科学,青果物利用学
青果物の品質・機能性成分の調査,栽培方法・貯蔵方法による品質・成分の変動調査とその制御,有用性・利用性の追究など
生物有機化学
顕著な生理活性を有する天然有機化合物の合成と天然物を高度に機能化した分子プローブを創製し,生命現象の解明を行うケミカルバイオロジー研究を行っている。