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教員一覧

生物の様々な「不思議」を利用する

田口 悟朗
教員氏名
田口 悟朗
職名
教授
所属
応用生物科学科
研究分野

応用生物化学

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研究室
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一言コメント

私たちの研究室では、植物が色や香りなどの有効成分を作り出す仕組みや有害物質から身を守る仕組みなど、さまざまな機能、仕組みを遺伝子レベルで明らかにし、さらに利用することを目指して研究しています。

研究紹介

知られざる植物のチカラ。私たちの暮らしを豊かにするその能力とは?

植物の持つさまざまな機能について研究している田口先生。例えば、植物は作った物質にグルコースなどの糖をつけて細胞の中に貯め、必要なときに糖を外して使う性質があります。この機能を薬などに役立つよう、物質の加工に応用できないかと考えています。水に溶けにくい物質に植物の持つ酵素を使って糖をつけ、水に溶けやすくしたり安定性を高めたりすることが可能になるのです。その他、私たちの健康に役立つ植物成分がどのように作られているのかを調べています。植物の機能を科学的に追究することで、私たちの快適な毎日につながっていきます。

 

 
桑の葉には、血糖値を下げるのに有効な成分が含まれている。その成分ができる仕組みについて解析をすすめている。   抗酸化物質を含む身近なワサビの葉からDNAを抽出 (左)。抽出した植物の遺伝子の塩基配列をパソコンで解析する (右)。

 

≪研究から広がる未来≫


植物は周囲とのコミュニケーションのためにさまざまな物質を作り出しますが、それが、人にとっては薬となったり、いい香りだったりと、体に良い効能がいろいろあります。現在研究室で研究を進めている、植物が身を守るため有害な物質を無毒化する機能は、逆に環境浄化などにも使うことができます。こういった植物が持つチカラを研究し解明することで、私たちの生活に応用できることがたくさんあるのです。

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