交換留学制度
ダブルディグリープログラム
ダブルディグリー(二重学位)は、大学・大学院の学生が所属校で一定期間修学後、海外の他大学に留学し所定のカリキュラムを修了することにより、母校の学位と留学先の学位を同時に取得できる制度です。繊維学部では、2007年にフランス国立繊維工芸工業高等学院(l'Ecole Nationale Superieure des Arts et Industries Textiles: ENSAIT)との間で、大学院修士課程レベルのダブルディグリープログラムの実施協定を締結しました。
ENSAITはフランスの技術系高等教育研究機関の頂点にあるグランゼコール"Grandes Ecoles"の一校であり、1889年の創立以来、フランスにおける繊維関係の教育および研究のリーダーとしての役割を担ってきました。また、繊維工業界との連携を重視し、多くの民間企業との共同研究が行われています。
本ダブルディグリープログラムの学修スケジュールを下図に示しました。修士学位を取得するのに必要な年限に1年を追加してプログラムを履修することにより、両校の学位を同時取得できるように設計されています。繊維学部学生の場合には、大学院修士課程に入学後、通算3年間在籍し,その間1年目後期から3年目前期までの2年間ENSAITに留学して学修を行うことにより,信州大学大学院の修士(工学)およびENSAITのDiplome d'Ingenieurの両学位を取得できます。
ダブルディグリープログラムの主要な要件
1.信州大学大学院の授業料を3年間納付する必要があります。ENSAITに留学する2年間の入学金,授業料は不徴収となります。
2.ENASIT留学に要する往復旅費,生活費,保険費用については自己負担となります。
3.原則としてENSAITではフランス語の授業を受けることになりますので,事前にフランス語の勉強が必要となります。また,ENSAIT留学期間もフランス語の学習コースが設定されています。ENSAIT留学前に必要なフランス語の力が身についているか,ENSAIT側プログラムコーディネーターの確認を受ける必要があります。
4.ダブルディグリープログラムへの参加意思を留学開始の1年前(大学院修士課程合格時)に示し,準備を始める必要があります。
ダブルディグリープログラムの学修年次スケジュール
信州大学学生に対する学修スケジュール
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ダブルディグリー |
信大 |
ENASIT |
7年次 |
セメスター14 |
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セメスター13 |
6年次 |
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セメスター12 |
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セメスター11 |
5年次 |
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セメスター10 |
セメスター9 |
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4年次 |
セメスター8 |
学部(学士) |
セメスター7 |
3年次 |
セメスター6 |
セメスター5 |
2年次 |
セメスター4 |
セメスター3 |
1年次 |
セメスター2 |
セメスター1 |
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高等学校卒業 |
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ENASIT学生に対する学修スケジュール
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ダブルディグリー |
ENASIT |
信大 |
6年次 |
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セメスター12 |
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セメスター11 |
5年次 |
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セメスター10 |
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セメスター9 |
4年次 |
セメスター8 |
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セメスター7 |
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3年次 |
セメスター6 |
セメスター5 |
2年次 |
セメスター4 |
グランゼコール準備学級 |
セメスター3 |
1年次 |
セメスター2 |
セメスター1 |
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高等学校卒業 |
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