西澤公美 准教授のMuscle and Nerveに掲載された論文がトップダウンロードを達成いたしました

 American Association of Neuromuscular Electrodiagnostic Medicineの公式ジャーナルであるMuscle and Nerveに掲載された論文 "Changes in motor function in Duchenne muscular dystrophy patients after travel restrictions due to COVID-19(2021)" が,2021年1月1日から2021年12月31日までに同誌に掲載された論文のうち,オンライン公開後12か月で最も多くダウンロードされたとし,西澤公美准教授に達成証明書が授与されました。
 本論文は,COVID-19による行動制限の影響でDuchenne型筋ジストロフィー患者の運動機能が低下し,症状の一部が進行した可能性について検討した内容で,国立病院機構まつもと医療センター 中村昭則臨床研究部長の指導,協力の元に進められました。
 症状の進行が関節の硬さから始まる可能性や,運動機能を維持するために適度な運動量が必要であることが示唆され,さらには災害などによる避難生活でも同様の症状を招く懸念があることに言及しています。
 西澤准教授と中村臨床研究部長は,長年に渡り同患者の治療や運動機能評価に携わっており,本研究においてもCOVID-19の流行以前からの評価データが決め手となって,行動制限前後での運動機能の変化が自然進行だけではない可能性の発見につながりました。

 本論文は,2021年7月1日付でプレスリリースしたものです。当時の記事はこちら

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 ①西澤 公美准教授(写真右)と中村 昭則臨床研究部長(写真左,国立病院機構まつもと医療センター )
 ②達成証明書