大学院医学系研究科 保健学専攻 検査技術科学分野 修士2年の池端光窯さんが第62回日本臨床細胞学会秋期大会一般演題(示説)優秀演題賞を受賞しました。

 令和5年11月4日~5日に福岡国際会議場および福岡サンパレスで開催された第62回日本臨床細胞学会秋期大会において、池端光窯さん(医学系研究科保健学専攻、指導教員:木村文一講師)が「一般演題(示説)優秀演題賞」を受賞しました。池端さんの受賞演題は、「Laplacian of Gaussian filterを用いた工学的解析技術による中皮腫の客観的判別分析」です。
 反応性中皮(RM)細胞症例と、ときに鑑別が困難な中皮腫(MM)症例を使用し、体腔液細胞診検査標本に出現している細胞の顕微鏡写真に対してLaplacian of Gaussian(LoG)フィルタにて処理、機械学習機support vector machineを使用して判別分析を行った研究です。反応性中皮細胞と中皮腫の客観的な評価・鑑別が可能かどうか検討した研究が評価されました。

 今回は、昨年(第61回)に続き、2度目の受賞となります。

「Laplacian of Gaussian filterを用いた工学的解析技術による中皮腫の客観的判別分析」
池端 光窯 1) 、木村 文一 2) 、伊藤 佑里恵 2) 、白井 啓一郎 3) 、長嶺 大輝 3) 、山口 雅浩 4) 、村雲 芳樹 5) 、佐藤 之俊 6)
1) 信州大学大学院 医学系研究科 保健学専攻
2) 信州大学医学部保健学科 検査技術科学専攻 病因・病態検査学領域
3) 信州大学工学部 電子情報システム工学科
4) 東京工業大学・工学院
5) 北里大学医学部病理学
6) 北里大学医学部呼吸器外科学

 優秀演題賞の詳細は、第62回日本臨床細胞学会秋期大会の当該ページ(別ウィンドウで開きます。)をご参照ください。

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(写真:池端さん)