大学院医学系研究科 保健学専攻 検査技術科学分野 修士1年の池端光窯さんが第61回日本臨床細胞学会秋期大会一般演題(示説)優秀演題賞を受賞しました

 令和4年11月5日~6日に仙台サンプラザホテル・ホール、ホテル仙台ガーデンパレスで開催された第61回日本臨床細胞学会秋期大会において、池端光窯さん(医学系研究科保健学専攻)が「一般演題(示説)優秀演題賞」を受賞しました。池端さんの受賞演題は、「Laplacian of Gaussianフィルタを用いた子宮頸部胃型病変における細胞診断応用」です。
 細胞診検査において、ときに正常頸管腺(EC)細胞と鑑別が困難な子宮頸部胃型腺系病変の前癌病変と考えられているLobular endocervical glandular hyperplasia(LEGH)の細胞についてコンピュータを用いた判別分析を行った研究です。今回は、Laplacian of Gaussian(LOG)フィルタを用いてEC細胞及びLEGH細胞の核信号値の特徴量を抽出、数値化し、統計学的解析手法や機械学習機support vector machineを用いた解析を行うことで両細胞の客観的な評価・鑑別が可能かどうか検討した研究が評価されました。

「Laplacian of Gaussianフィルタを用いた子宮頸部胃型病変における細胞診断応用」
池端 光窯(MT) 1) 、石井 恵子(MD) 2) 、白井 啓一郎(PhD) 3) 、長嶺 大輝(St) 4) 、木村 文一(PhD) 5)
1) 信州大学大学院 医学系研究科 保健学専攻
2) 岡谷市民病院 病理診断科
3) 信州大学 工学部 電子情報システム工学科
4) 信州大学大学院 総合理工学研究科 工学専攻
5) 信州大学医学部保健学科 検査技術科学専攻 病因・病態検査学領域

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(写真左:池端さん,写真右:表彰状)