【研究案内】ニボルマブ+イピリムマブで治療される悪性黒色腫患者における腸内細菌代謝産物の臨床的意義に関する前向き観察研究について

2025年03月20日

「ニボルマブ+イピリムマブで治療される悪性黒色腫患者における腸内細菌代謝産物の臨床的意義に関する前向き観察研究」についてお知らせします。

本研究は研究課題676号を更新した内容となります。

  2025年 3月 12日

「ニボルマブ+イピリムマブで治療される悪性黒色腫患者における腸内細菌代謝産物の臨床的意義に関する前向き観察研究」に関する臨床研究を実施しています。

 信州大学医学部倫理委員会の承認を受け、医学部長の許可を得て実施しています。この研究は、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされています。

倫理審査承認番号

6455

研究課題名

ニボルマブ+イピリムマブで治療される悪性黒色腫患者における腸内細菌代謝産物の臨床的意義に関する前向き観察研究

所属(診療科等)

皮膚科

研究責任者(職名)

木庭 幸子 (准教授)

研究実施期間

医学部長による許可日~2029年12月31日[倫理1]

研究の意義、目的

メラノーマ患者さんを対象に、ニボルマブ+イピリムマブ併用療法の治療効果・毒性発現と腸内細菌代謝産物との関連性を明らかにします。本研究成果はメラノーマの薬物治療の成績向上に貢献すると考えられます。

対象となる方

2020年9月4日から2022年7月28日の期間に当院でニボルマブ+イピリムマブ併用療法によるメラノーマの治療を受けられた方

利用する診療記録

・患者情報(年齢、性別、全身状態)

・原発部位、臨床病期

・治療開始日、治療終了日、治療効果

・有害事象

・予後情報

他機関への情報の提供方法

電子的配信により提供します

研究方法

前の研究課題676号に参加された患者さんの情報を誰のものか分からないように匿名化して、研究代表機関の京都大学医学部附属病院に送ります。得られたデータから、全生存期間、無増悪生存期間、奏効割合、有害事象と腸内細菌叢の分布の関連性について統計解析を行います。

共同研究機関名

旭川医科大学病院 皮膚科 土井 春樹

札幌医科大学附属病院 皮膚科 宇原 久、加藤 潤史

埼玉県立がんセンター 皮膚科 大芦 孝平

埼玉医科大学国際医療センター 皮膚腫瘍科・皮膚科 中村 泰大

がん・感染症センター 東京都立駒込病院 皮膚腫瘍科 上原 治朗

東京大学医学部附属病院 皮膚科 宮川 卓也

国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 並川 健二郎

名古屋大学医学部附属病院 皮膚科 横田 憲二

静岡県立 静岡がんセンター 皮膚科 吉川 周佐

大阪国際がんセンター 腫瘍皮膚科 爲政 大幾

福岡大学病院 皮膚科 柴山 慶継

熊本大学病院 皮膚科 青井 淳

鹿児島医療センター 皮膚腫瘍科・皮膚科 松下 茂人

立命館大学 薬学部 臨床分析化学研究室 井之上 浩一

国立がんセンター研究所 腫瘍免疫研究分野 西川 博嘉

国立がんセンター研究所 免疫ゲノム解析部門 小山 正平

一般財団法人 阪大微生物病研究会 バイオメディカルサイエンスセンター 元岡 大祐

国立研究開発法人産業技術総合研究所 生命工学領域 バイオメディカル研究部 関口 勇地

研究代表者

主任施設の名称:京都大学医学部附属病院・腫瘍内科 

研究責任者:特定講師・野村 基雄

問い合わせ先

木庭 幸子 (皮膚科・准教授)

電話:0263-37-2647

診療記録、検査結果を研究、調査、集計しますので、本研究のために診察や検査、検体の採取の必要はありません。

利用する情報からは、患者様を直接特定できる個人情報を削除し、主任施設である山梨大学や共同研究機関の千葉大学に提供します。

研究成果は今後の医学の発展に役立つように学会や学術雑誌などで発表しますが、その際も患者様を特定できる個人情報は利用しません。

この研究にご自分の診療記録等を利用することをご了解いただけない場合、またご不明な点については、上記問い合わせ先までご連絡くださいますようお願いいたします。

研究不参加を申し出られた場合でも、なんら不利益を受けることはありません。ただし、同意取り消しの申し出をいただいたとき、すでに研究成果が論文などで公表されていた場合や、試料や情報が匿名化されて個人が全く特定できない場合などには、結果を廃棄できないこともあり、引き続き使わせていただくことがあります。


[倫理1]申請書の研究期間終了日は2026.3.31とありましたので、恐れ入りますがご確認いただけますと幸いです。

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