平成28年度「高冷地応用フィールド演習」第1回目を実施しました。
<演習名>
「高冷地応用フィールド演習」
<実習目的>
野辺山ステーションは、中部高冷地域における教育関係共同利用拠点として、高冷地野菜と畜産を組み合わせたフィールド教育の場として恵まれた資質を備えている。
野辺山ステーションの生産圃場においてキャベツを教材として、圃場の準備、播種、定植から収穫、出荷までの一連の作業を通じて生産技術の習得を目的に、複数回の宿泊実習形式で行う。また、講義や近隣施設の見学を適時行いながら、連作障害への対応、6次産業化をめざした安定生産技術を習得し、高原野菜の生産や流通システムについて理解を深める。
<実施日程>
1回目:平成28年5月14日(土)、15日(日) 1泊2日
<実施場所>
農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)野辺山ステーション
<担当教員>
岡部繭子助教、関沼幹夫助手、春日重光教授、濱野光市教授
<参加人数>
6名(日本獣医生命科学大学1名、信州大学農学部4名、人文学部1名)
<スケジュール>
<概要および成果>
上述のスケジュールに基づき、「高冷地応用フィールド演習」の第1回目の演習を実施した。演習で圃場準備と播種作業および講義を実施した。圃場準備では、施肥、ビニルマルチ張りおよび明渠排水路作成を行った。圃場準備では均一に施肥することの重要性、きちんとビニルマルチを張る作業の難しさを体験した。高冷地農業に関する演習の一貫としての講義では、高冷地農業の特徴やキャベツ栽培の一連の作業内容、ビニルマルチを敷設する意味を理解するとともに、厳しい気象条件での農業、高冷地での農作業に関する理解を深めた。キャベツの播種作業では、種の形状を観察、コーティング種子による作業性の向上について学んだ。