平成27年度「高冷地応用フィールド演習」第2回目を実施しました。
<実習目的>
野辺山農場は、中部高冷地域における農業教育共同利用拠点として、高冷地野菜と畜産を組み合わせたフィールド教育の場として恵まれた資質を備えている。
野辺山ステーションの生産圃場においてキャベツを教材として、圃場の準備、播種、定植から収穫、出荷までの一連の作業を通じて生産技術の習得を目的に、複数回の宿泊実習形式で行う。また、講義や近隣施設の見学を適時行いながら、連作障害への対応、6次産業化をめざした安定生産技術を習得し、高原野菜の生産や流通システムについて理解を深める。
<実施日程>
2回目:平成27年7月4日(土)、5日(日) 1泊2日
<実施場所>
農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)野辺山ステーション
<担当教員>
岡部繭子助教、関沼幹夫助手、春日重光教授、濱野光市教授
<参加人数>
29名(東京農工大学2名、日本獣医生命科学大学3名、信州大学農学部22名、工学部2名)
<スケジュール>
<概要および成果>
上述のスケジュールに基づき、「高冷地応用フィールド演習」の第2回目の演習を実施した。
演習では、キャベツ苗の定植と圃場管理として畝間の除草、育苗トレイの洗浄等を行った。
キャベツ苗の定植では、定植前に除草等の圃場管理後、苗を1本1本手で植える作業の大変さを体感し、健全苗の見極めができるようになった。また、マルチを傷つけないように注意しながらの除草作業が重労働であることを体感した。定植後の農具管理としてセルトレイの消毒・洗浄を行い、使用する道具から病気予防を行うこと、圃場での病害防除についてブームスプレーア等を間近で見るなどして病害防除についての理解を深めた。