研究成果
プレスリリース

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カーボンナノチューブとポリアミドの複合RO膜の分子動力学に関する研究
~本学スパコンを活用した革新的なRO膜科学への展開~

信州大学に初めて導入されたスーパーコンピュータシステムを用いて、COIプロジェクトの研究成果を得ることに成功しました。
スーパーコンピュータでは、ポリアミド(PA)にカーボンナノチューブ(CNT)を添加して作成した新規の複合膜を模擬した分子動力学シミュレーションを行い、膜の孔サイズが小さくなり、ナトリウムや塩化物イオンの侵入を妨げるなど、並行して実施している実験と整合する結果が得られました。
実験とシミュレーションにより、革新的な逆浸透(RO)膜を創造する新たな試みと評価され、米化学会誌「Applied Materials & Interfaces」に掲載されました。

論文アブストラクト

プレスリリース

CNTが存在しない場合(上) と存在する場合(下)での重合現象の違い