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お知らせ

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「信州大学繊維学部先進ファイバー紡糸棟」竣工記念式典が開催されました。

2009.02.02

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  1月30日(金)上田キャンパスにおいて、信州大学繊維学部先進ファイバー紡糸棟竣工記念式典が開催されました。
 「先進ファイバー紡糸棟」は、高性能繊維製造装置(多目的溶融複合紡糸・延伸装置)を設置し、この装置を収納するための建物で、文部科学省の先端融合領域イノベーション創出拠点形成による「ナノテク高機能ファイバー連携・融合拠点」プロジェクトの一環として導入したものであり、ナノテクノロジーを活かした高機能ファイバーの連続製造が可能なため、最先端の高機能ファイバー製造を通じた産学官連携の拠点として機能することが期待されます。

 この装置には、高出力のレーザー照射装置が組み込まれており、繊維の原料を融かして押し出した後にレーザー光を照射して、急速に加熱できることが特徴です。この方法によってポリエステル繊維を高強度化できることが実証されたことから、近年注目を集めており、高強度化の他にも、これまで製造が困難だった細い繊維を材料として利用する分野への応用等が期待されています。また2種類の樹脂を複合して押し出すことも可能であり、超微細加工した口金の利用により、ナノファイバー等の高機能ファイバー製造への適用が可能です。

 式典に先立ち、総合研究棟において、平井利博 繊維学部長による基調講演「ファイバーイノベーションインキュベーション施設の構想」、続いて、東京工業大学大学院 鞠谷雄士 教授による特別講演「溶融紡糸装置の改造による高性能・高機能繊維の作製」が行われました。

 引き続き「先進ファイバー紡糸棟」において、式典が行われ、(独)科学技術振興機構科学技術振興調整費業務室PO 西村 伸 氏を始め、長野県商工労働部ものづくり振興課長 小泉博司 氏、上田商工会議所会頭 宮下 茂 氏、㈱クラレ繊維カンパニー開発統括 武村 治 氏らを来賓に招き、あいにくの空模様にもかかわらず、県内外から約60名の出席がありました。

 式典終了後に行われた記念祝賀会では、来賓や本学教職員の交流が盛んに行われ、このたび設置した高性能繊維製造装置が産学官連携の拠点として機能することを願いつつ、和やかに閉会となりました。

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