社会学分野

社会学分野

あなたは、何か興味をもっている社会現象や、解決しなければならないと思っている社会問題がありますか。社会学の研究は、解くべき問題を「問題」として定めるところから始まります。そして,その「問題」に関係のある「要因」が何かを考え,社会調査(インタビューや(いわゆる)アンケート)を行って,その考えが支持されるかどうかを「実証的」に検討します. 社会学分野では、このように現代社会におけるさまざまな「問題」を「実証的」に探究してみたい人、そのような技能やセンスを身につけたい人を歓迎します。社会学分野では、社会学研究のそれぞれの段階において適切な思考や分析ができるように学生を指導していきます。

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「防災・減災行動に関する社会調査」の実施について

社会学分野 前田 豊


社会学のお薦めの本(2017年版)

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社会調査士(キャンディデイト)申請について

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2015年度調査実習報告書『長野県におけるダイバーシティ~女性と定住外国人を対象に~』ダイジェスト版

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社会学分野の教育理念と目標

社会学分野の教育理念と目標

社会学分野では、社会に関わるさまざまな問題に取り組むため、相互に関わる次の3点を習得してもらうことを目標としています。

  1. 社会学の基礎的な理論と経験社会学の分析手法についての教育を通して、地に足を据えた社会学的認識の方法を体得すること。
  2. 社会調査に関する体系的なカリキュラムを通して、社会調査のリテラシーを確実に身につけること。
  3. 長野県内および周辺地域における調査体験を通して、地域社会の実情と課題を直接に体験・実感し、知識を実践へと結びつける感覚を涵養すること。

理論と方法

理論と方法

社会学は、19世紀後半に姿を現してきた市民社会の諸問題を実証的に研究する学問として成立しました。さまざまな学派はあるものの、社会学の諸理論は(その時々の)社会を対象とし、経験に基づいて構築されてきました。それらの理論には、その時代時代に特有の現象を説明しようとするものもあれば、あらゆる社会に普遍的な一般理論を指向するものもあります。
社会学分野では、蓄積されてきたさまざまな理論の中から主だったものについて「社会学概論」をはじめとした科目で体系的に学びます。それらは、みなさんが自ら考えて理論を構築するための拠り所となるはずです。

また、社会学にとって「経験」は理論構築のために重要ですが、そのために、経験を一定の基準に基づいて記録し、それを客観的に分析する方法を身につけなければなりません。
信州大学の社会学分野は、とりわけ科学的な社会学を指向しています。そのため、質的データであれ量的データであれ、それらを分析するために中級レベル程度の統計学の習得を目指します。

社会調査法

社会調査法

社会学分野では、「社会調査実習」をはじめとした社会調査法を身につけるための科目が充実しています。
2年生から3年生にかけての2年間は、講義と実習を交えて、また大学と調査地での学習を交えて、社会調査の方法論を身につけていきます。
わかりやすい質問紙の作り方、代表的なサンプルを取る方法といった基礎的なことから、理論を検証するためにはどのようなことを尋ねなければならないか、また、どのような統計分析を使うのか。説明する変数と説明される変数の間に自分の理論とは異なる理論が存在する可能性があるとすれば、それを質問紙や統計分析においてどのように統制するのかといった実践的なことまで、一通り学びます。

現地調査

現地調査

社会学の理論と方法や社会調査の技法を学んだとしても、実際に現実の社会においてそれらを使ってみることなしには、社会学の実践感覚を身につけることは難しいでしょう。
社会学分野では、2、3年次の2年間にわたって長野県内や周辺地域に実習に赴き、インタビューをしたり質問紙調査を行ったりしながら実地経験を積んでもらいます。
未知の地域社会に足を踏み入れると、これまでに思ってもみなかった生き方や考え方をしている人に出会ったり、同じ事柄に対して行政側と住民側では異なる捉え方をしていることが判明したり、人間関係や制度の縛りによって人間は不自由を強いられていることが理解できたりするものです。
このような経験を積んだり、興味深い問題を発見したりしながら、社会学分野での学びは、机上の論議を越えて実践に根差したより深いものになっていきます。

ここ数年の調査地とテーマ

  • 12年度 地方小都市の再生とその課題(大町市)
  • 13年度 市民意識調査(大町市)
  • 14年度 森林資源管理の「記憶」(群馬県みなかみ町)
  • 15年度 長野県のダイバーシティ(県内20市町村意識調査)

社会調査士資格取得

「社会調査士」とは、一般社団法人「社会調査協会」が認定する資格です。
社会学分野の学生は、「社会学特論」、「文化情報論特論」、「社会学発展演習」、「社会調査実習」などの所定科目を必要な単位数取得することによって取得できます。
社会学分野では、社会調査能力を客観的に保証するために、社会調査士の資格取得を推奨しています。
※この資格は、諸要件のため、本学では社会学分野に所属する学生のみ(文化情報論分野については相談)が取得可能です。

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