哲学・思想論分野

哲学・思想論分野

世界、社会、人間、知識、私、心、そして愛......当たりまえで決まりきったものだと思い込んでいたことがらについて、根っこのところから考えてみる。また、さまざまな角度から考えてみる。哲学・思想論分野に進んだ学生がやることは、これに尽きます。哲学するとは、つまりそういうことなのです。しかし、徒手空拳でできることではありません。古今東西の思想や様々な学問的探究の方法に関する幅広い知見と、ものごとを明晰に考えて解りやすく表現する技能を、地道に体得しながら、徐々に進めるべきことです。そのために実際、ここでは、多様な研究ジャンルに接し、テクニカルな思考の訓練に参加することができるようなカリキュラムが組まれています。

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卒業論文の題目(2007年度以降)

ホーチミンでの仏教美術フィールドワーク研修

第7回 哲学懇話会シンポジウム「ブラフマンの探し方」(6/25)のお知らせ

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一句頂一万句

吉安と贛州

江西ふたたび

『哲学しててもいいですか』七夕編

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哲学・思想論分野の教育目標

批判力を自らのうちに育てる人になる

哲学・思想論分野では、批判的かつ創造的にものごとを考えることのできる人材の育成を目指しています。
常識や権威に左右されることなく、不公正や不合理、あるいは浅慮を鋭く指摘し、有望な進路を模索する力、ひとことで言えば、強靱な批判力を自らのうちに育ててゆくことができる人材の育成こそが、当分野の教育目標です。
当分野で学ぶことを通じて学生は、以下の2つの「実践知」を養うことができます。

  1. 明晰で創造的な思考・表現の技能
  2. 日常の諸問題を、臆断を排して冷静に考える態度

教育の特色

知的回遊がもたらす広い視野と思考の技能

強靱な批判力を自らのうちに育ててゆくためには、古今東西の思想や様々な学問的探究の方法を理解する広い視野と、的確に推論して解りやすく述べる思考・表現の技能を、一歩一歩体得してゆくことが必要です。そこで当分野では、以下の教育体制を採っています。

多様な研究領域・研究技法に接することができるカリキュラム体制

強靱な批判力を自らのうちに育ててゆくためには、古今東西の思想や様々な学問的探究の方法を理解する広い視野と、的確に推論して解りやすく述べる思考・表現の技能を、一歩一歩体得してゆくことが必要です。そこで当分野では、以下の教育体制を採っています。

学生に様々な授業の間を自由に回遊することを求める分野運営

「概論」「特論」だけではなく「演習」「講読」においても、当分野は知的回遊を学生に求めます。当分野には、特定教員の指導をもっぱら受ける「ゼミ生」なるものは存在しません。また、「卒業論文」についても、全教員による指導体制が採られています。3年次の終わりから4年次の始めにかけて行われる卒業論文のための指導会を経て、学生はようやく各々の研究テーマを確定します。以降は回遊から集中の時期へと移り、学生は、それまでの蓄積を最大限活かすとともに、試行錯誤を通じてさらに力を伸ばすことになるわけですが、この集中の時期にあっても、学生が視野を広く保つように配慮がなされます。全教員による指導体制は、卒業まで続きます。

このような開かれた教育環境のなかで、学生は、広い視野を身につけることができるだけでなく、常に原理的に問いを発し論理的に自らの意見を構築する態度を培うことができます。
様々な研究領域の思考法を広く学ぶとともに、それらを「哲学」という一点においてぶつけ合う醍醐味、これこそが、哲学・思想論分野の特色です。

          
  • 古:伝統との対話

    古:伝統との対話

  • 今:現代の問題への批判的思考

    今:現代の問題への批判的思考

  • 東:中国哲学からインド哲学まで

    東:中国哲学からインド哲学まで

  • 西:倫理学から科学哲学まで

    西:倫理学から科学哲学まで

哲学・思想論分野への進学を考えはじめている人のために

まずは、哲学・思想論の教員が担当する「共通教育科目」や人文学部の「概論」科目を受講してみてください(受験生の方は、「シラバス」のページで授業内容を確認することができますので、そちらをご覧ください)。どういった問題が取り上げられ、どのような方法で議論が進められることになるのか、おおまかな雰囲気はつかんでもらえるのではないかと思います。
あるいは、分野の教員が執筆した分野紹介の資料を一読してみるのもよいかと思います。(資料のpdfファイルを <こちらから> ダウンロードしてください。)
また、授業以外にも、下に参考書を挙げておきますので、一度目を通してみてください。

  • 野矢茂樹、『哲学の謎』、講談社現代新書.
  • 鷲田清一、『<じぶん>この不思議な存在』、講談社現代新書.
  • 富田恭彦、『観念論ってなに?』、講談社現代新書.
  • チャールズ・テイラー、『<ほんもの>という倫理』、岩波書店.
  • 伊藤邦武、『偶然の宇宙』、岩波書店.
  • 宮元啓一、『インド哲学七つの難問』、講談社選書メチエ.
  • 井筒俊彦、『意識と本質』、岩波文庫.
  • 加藤徹、『漢文力』、中公文庫.
  • 玄侑宗久、『荘子と遊ぶ―禅的思考の源流へ』、筑摩書房.
  • 南直哉、『老師と少年』、新潮文庫.

その他、分野ブログ内の「よくある質問」の項目にもさまざまな情報を記載してありますのでご参照ください。

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