学術研究院(農学系)下里 剛士 准教授が『日本農学進歩賞』を受賞

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受賞者・農学会関係者の集合写真(後列左から2番目が下里剛士 准教授)
受賞者・農学会関係者の集合写真(後列左から2番目が下里剛士 准教授)
写真左から:丹下健・農学会常務理事,下里剛士 准教授,長澤寛道・農学会会長
写真左から:丹下健・農学会常務理事,下里剛士 准教授,長澤寛道・農学会会長

 2015年11月27日に開催された公益財団法人農学会総会において、学術研究院(農学系)下里剛士 准教授が第14回日本農学進歩賞を受賞しました。同日、授賞式ならびに受賞者講演会が、東京大学農学部弥生講堂一条ホールにて執り行われました。日本農学進歩賞は、生命科学、環境科学、生物生産科学、食品科学などの農学の進歩に顕著な貢献をした40才未満の者を顕彰するものです。全国の農学系機関から推薦が寄せられ、今年度は10名が受賞しました。

 受賞課題は、「乳酸菌オリゴDNAの腸管送達系の構築と免疫制御に関する研究」です。オリゴDNA(DNAの短い断片)は、感染症の予防や抗アレルギー作用など優れた免疫機能を有する機能性分子素材として知られています。下里 准教授は、オリゴDNAをナノサイズのカルシウム性粒子に包摂する手法を確立し、胃液に溶けず腸まで届く「経口用DNAナノカプセル」の開発に成功しました。今後、オリゴDNAを有効成分とする新たな機能性食品や家畜飼料素材の創製に繋がる成果です。経口摂取の利点として、注射器を必要としないこと、簡便・低コストであること、治療のリスクや苦痛が少ないことが知られています。今回の受賞では、とくにオリゴDNAの腸管送達システムを確立した点が高く評価されました。

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